7月2,3日せんだい演劇工房10-BOXでの公演、7月9日八戸ポータルミュージアムはっちでの公演、7月13日山形県郷土館「文翔館」での公演、7月17,18日秋田県の湧太郎での公演を、無事に終えることができました。応援してくださった方々、御来場くださった方々に、心より御礼申しあげます。本当に、ありがとうございました。
7月22日 制作一同
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7月2,3日せんだい演劇工房10-BOXでの公演、7月9日八戸ポータルミュージアムはっちでの公演、7月13日山形県郷土館「文翔館」での公演、7月17,18日秋田県の湧太郎での公演を、無事に終えることができました。応援してくださった方々、御来場くださった方々に、心より御礼申しあげます。本当に、ありがとうございました。
7月22日 制作一同
7月12日のワークショップは山形の小学校をリノベーションしたまなび館で行われました。
参加者の方とe-danceのメンバー、合わせて7人が輪っかになって足のマッサージをしながら、飯田さんの「今日は何をしたいですか」という問いかけから始まります。
ぽつりぽつりと、今のその方の状況だったり、調子が悪いところだったりが語られます。
僕たちは知らず知らず、もしくは知っていながらも無理矢理、心地の悪い事をしてしまっているようです。
周りを取り囲む世界だったり、決まり事だったり、身体も心もカタチにはまってしまっています。
少し、身体の動かし方、心の感じ方を変えてゆきます。少しずつ。たまに「えいやっ」と。身体に痛くてもそれはそれで段々と心地良くなります。
ワークショップに参加しながら、みんなが元気に、心地良く、笑顔で生きてゆけたらいいなぁ、と思いました。
少人数で、ゆったりとした雰囲気のワークショップでした。
高橋幸介
東北ツアーも残すところ秋田のみとなりました。
今回のツアーを初日の稽古から振り返ってみると、良い意味でも、時に悪い意味でも、最初のころと全然違うな、と思います。
日々変化するとともに忘れてしまったことが、いくつかあるようです。
初心忘るべからず、という言葉が日本にあるということは、この忘れてしまった感覚は、忘れてはいけない重要な部分だったりするんだろうと思います。
初心忘るべからず。最初のころに戻るのとは違う。
今の自分であの頃の自分を包み込む。
あの頃の感情を今の自分なりに感じてみると、
あの頃は嫌だったことがすんなり受け止められたりする。
あの頃は分からなかったことが案外腹に落ちたりする。
あの頃は深く感じなかったことが奥深い言葉に感じる。
あの頃を感じることで、今を生きていると実感できる気がする。
明後日でこの公演は終わってしまいます。
早く終わってほしい、と思う。
いつまでもこの作品に生きていたい、と思う。
こんな矛盾が生じるのは、この作品を通して感じた感謝の気持ちや大切にしたいと思ったことの数だけ、
嫉妬や怒りの複雑感情も体験したからだと思います。
でもきっと複雑感情もこの作品に何らかの形で作用しているんじゃないか。
そう考えると、日常生活なら逃げてしまうかもしれないその感情も、舞台上では静かに受け止めたいと思う。
というか、これを機に日常生活でも受け止めてみたらいいんじゃないか。
逃げるから捕らわれる。だったらむしろこちらが捕らえて包んでしまえたら。
残る公演は二回ですが、一回一回、そのときの自分や、メンバーや、お客様や、空気を全部感じれる限り感じて、全力でやりきろうと思います。
村岡
暑い、寒い、痛いつらいうれしい。あの人苦手、あの人嫌い、あの人のこと気になる。あの人は好き。
蛙が鳴いている。ミミズが道路で干からびている。汗臭い。咽喉が渇いた。湿気がまとわりつく。
お金が無い。しんどい、身体を起こすことができない。何も出来ない。先生に怒られた、今日の洋服嫌だ、恥ずかしい。猫がかけていった。
明日の課題が終わらない。勉強する気がおきない。進路が決まらない。就職できるかな。坂を上って学校まで行かなくちゃ。
あの人かわいい、きれい。うらやましい、妬ましい。あれがほしい、これもほしい。
少し言い過ぎたかな、何か言えばよかったかな、傷つけたかな、わたしのこと嫌いかな、どうでもいいかな、わたしのこと好き、かな。
また朝が来る、また夜が来る。もう、からだが、うごかせない、もう、なんにも、かんがえたくない。明日が今日になってしまう。それでもごはんはおいしかった。あの人は優しかった。
舞台での私と、普段の生活のなかの私。毎日何かに追われている。あれやらなきゃ、これやらなきゃ。
人と会う度、複雑な感情が毎回わき上がり、疲弊する。どちらがほんとうで、どちらが現実なのか。
舞台でいくら良いことしていてもそれは現実とかけ離れてはいないか?空想の、妄想の、頭の中だけの異世界か?
いつだって、現実は私が意識して見ているもの、聞いているもの、感じたことであり、たくさんのフィルターを通ってきたものを現実として捉えている。
世界?宇宙?ここからあそこまでは本当に25キロ?身長は本当に157.6センチ?意識と無意識。ゆめとうつつ。
まるごと。いつだってそうでありたい。舞台は生きている。毎日私は変わっていく。見えるものも変わっていく。感じることも変わっていく。新しい物を取り込む。いらないものが排出される。細胞が毎日入れ替わる。流れのなかの一時的な淀みに生きている。身体も、心も。
私が毎日変わっていくから、皆が毎日変わっていくから、世界も毎日変わるから、舞台もどんどん変わっていく。
ひとつ、小さくて暖かなものが胸にあって、ポッと灯っている。たまねぎの芯のように、むいて、むいていくと何にも無いわけじゃなくて、掻き分けていくと、耳をすませると、それはそこで光っている。忘れられてしまうもの。いつも置いてけぼりにしてごめんね。
大きさはいつも違うけれど、舞台に立つときも、自転車をこぐときも、転んでしまったときも、悲しくて泣いているときも、いつでも、持っていたい。
身体はいつもここにある。まるごと愛して、愛せなくても、許して、一緒に生きていきたいと思う。
公演をするたび、誰かを傷つけているかもしれない。不快な思いをさせているかもしれない。本当に今公演をすることは正しいのか、最善なのか。有効なのか。分からない。
私たちが公演をするたび、周りの人から言葉や思いが返ってくる。お客さんからもらったアンケートを読むと、そのひとつひとつに、命を感じられる。
作用して、作用される、影響を与え合っている。
生きるって、こういうことか。
4県ツアーは今度の秋田公演で終わります。
けれど毎日が続いていくように、メンバーも私も変わりながら、あらゆるものと、あらゆる人とつながっている。
これからも、よろしくお願いします。
伊藤照手
かんあきらです
山形公演にお越し頂いた皆様ありがとうございます
ほんとにいろんな思いがあって
いろんな人にご迷惑おかけしてしまったり
いろんな大事な人に支えられてありがとうございますという気持ちでいっぱいだったり
でどう言えばいいんだろうと一夜あけても整理できません
なのですこし支離滅裂になっているかもしれませんがお許しください
会場が山形の僕の実家から徒歩一分ということだったのですが
僕のおじいちゃんが働いてた議場ホールでこんなことできると思いませんでした!
実家に帰って母と話をしました
こういうアートな舞台を見てもらうのははじめてでなんと言われるかびくびくしてましたが
なんだかわからないけどとてもよくて泣いたそうです
手足があってごはんを食べることができて目が見えて話せて耳で聞けて、ということが本当に幸せだと感じてくれたそうです
そしてくに言葉が心に響いたと言っておりました
きてくださった後輩たちにもありがとうの気持ちでいっぱいです
本当に大事な人のためにまっすぐな何かをもって舞台にたてたような実感がありました
いよいよつぎは最後の県、秋田ですね...
なんばっていきましょう
これをご覧になっている方々、秋田にお知り合いがございましたらぜひすすめてください!
ありがとうございました
かんあきら
どうもこんばんは
藤田翔です。22歳の若さです
八戸公演、無事終了しました
ご来場下さった方々、ありがとうございました
ご協力下さった方々、ありがとうございました
応援して下さった方々、ありがとうございました
ツアー全体としては、仙台を飛び出して初の公演
個人的には、出生地での公演という事で、やや力が入るところもある公演となりました
ただ、実際は適度に力を抜きながらやらせていただきました。あんまり気張ると、かえってよくないのですね
八戸、いいですね
生まれは八戸なのですが、すぐ青森市に移って育ったので、個人的な縁は薄いのです
でも、八戸はそんな恩知らずも受け入れてくれまして。食べ物がとてもおいしかったです
人も建物もあたたかく、そして食べ物がとてもおいしかったです
長芋、いか、ほたて、さば、たこ、お酒・・・
おいしゅうございました
公演に関しては、どんどん磨きがかかっております
俺もどんどん掴むものがでてきまして。なんとか生き延びれそうです
次は山形です
隣県にぽーんと飛んでいきます
よろしくお願いします
7月7日、七夕のクリエイションは、飯田さん、澤野さんが八戸でのワークショップのため現地に早入りということで、集まれる人だけで稽古しました。
ゆっくりゆったり身体をほぐしたのち、小濱さんを中心にアンサンブルの確認、リメイク。
エネルギーが抜けて形だけのシーンにならないように。しっかり、エネルギーで交流できるように。
あえて身体を一切動かさずにイメージトレーニングもしてみました。
全部を意念のみでやらなくてはならない。普通に身体を動かすより大変で集中が必要です。
オーバーエモーション、感情を越えてやらないように。まず、エネルギーが動くのを感じてから身体が動くように。
もう一度しっかり、念入りに洗いざらいやってみようと思います。
稽古後はみんなでラーメン!
小濱さん、瑠依子さんにご馳走になりました!
ごちそうさまでした!
本田椋
一ヶ月間(コンポンテラリーアート部の皆さんはそれ以上)、僕たちは旅の準備をしてきました。
仙台公演はその旅の、初めの一歩。これからへ向けての大きな、力強い一歩。
e-dance仙台のメンバー、飯田さん、そして沢山のお客様。色んな想いを携えて、旅が始まりました。
仙台公演を終えて、幸せでいっぱいです。もちろん幸せだけでなく、辛い事もあります。寂しい事も、悲しい事も。
旅が終わる頃には、抱えきれない程の気持ちで溢れているのだろうな、と思います。楽しみで仕方がありません。
今週末は青森県は八戸です。個人的に、県外での公演は初めて。そして青森県も初上陸です。
どんな出会いがあるのでしょうか。胸が高鳴ります。
何度でも、僕たちは出会います。
さようなら。初めまして。
高橋幸介
日曜日。仙台公演二日目。ちょっと暑いけど、雨も降らず良い天気。
9時半になり、ゾクゾクとみんなが集まってきます。昨日の公演の疲れも見えず(みんな疲れを見せないようにしていただけかもしれませんが……)、朝から元気いっぱいで、スタッフの僕としてもやる気が高まってきます。
やはり公演本番のこの独特の緊張感はちょっと逃げたくもあり、でも心地よいような、何度経験しても良いものです。
14時の公演にそなえて、舞台、客席掃除を済ませ、それぞれに準備の時間となります。
昼ご飯を作ってくれる人、自分の語りの練習をする人、裸踊りをする人、様々な準備の仕方があり、見ていてとても興味深い時間でした。
13時になり、いよいよ最後の舞台準備をして、開場を待ちます。
この時僕自身は、今日のみんなが持ってる空気、今日来ていただけるお客様お一人お一人がお持ちになっていらっしゃる空気、会場の空気がどう混ざっていくのかを楽しみにしながら、音響卓にて待っていました。
徐々にお客様がいらっしゃり、開演までの時間が近づきます。集中力と緊張が高まり、舞台の流れを頭の中で繰り返します。ただ、1日目の公演のことは忘れ、新しい気持ちで迎えられるようにあまり1日目のメモは見ないようにしていたと思います。
前説が始まり、開演してからは、ただただ集中していたので、申し訳ないですが、日記に書くことは省かせていただきます。
無事公演も終わり、たくさんのお客様にも見ていただけ、アンケートにもたくさん書いていただき、それがとても嬉しく思いました。本当にありがとうございます。
この2日間の仙台公演を糧にこれから青森、山形、秋田と更なる進化を遂げられるよう、また1日1日準備をしていきたいと思います。
今できてる形に満足せず、より気持ちの良い部分を探していきます。
また応援よろしくお願いします。
中里広太