◆暑さ寒さも彼岸まで
例によって、天候はガラリと変わりました。仕事も我々の体も変わらなければなりません。風景は、盛夏とはずいぶん違っていたし、準備はほとんど植物も動物達もできていたのでしょうが、人の頭の切り替えが一番遅れがちです。熱中症にしがみついている脳ミソに、情報の整理をしてもらって、盆踊りではなく、秋祭りの準備をしていてもらいたいと願います。
たとえば、干ばつ時に多湿の害を避けるために施した工夫が、いま目ざましく作用してくれればよいのですが、今後は、台風や雪害に備えなければなりません。相反する気象に対応する工夫が、作物のひとつながりの生育に喜ばれ続けるのはむずかしいです。収穫の喜びの陰には、いつも、山盛りの失敗があります。(晃)
◆これからは草取り合戦
去年も、ほんの少ししかやらなかった「太陽熱殺草法」(作付け前に、ウネをポリマルチで覆い、太陽熱で草の種を殺して、草を防止する方法)を、今年、野の扉では全廃しました。数年前から、ニンジンや玉ねぎの種まき、キャベツや白菜などの定植の際に、利用してきた便利な技術ではありますが、どうしてもゴミが増えますので、作れる量が減っても、手除草だけでやってみようということになりました。
夏野菜でも、マルチ使用をぎりぎりまで抑えましたが、これからとんでもない数のウネを順番に除草していかなければなりません。これまでは砂漠状態だったけど、雨をたっぷりもらって、野菜ともども元気いっぱいに伸びる草たちとの真剣勝負です。やり続ければいつか終わるだろう・・
◆「ステテコォ踊り」、進化中
前号でご紹介した「ステテコォ踊り」、近隣の皆様の力添えで、どんどんふくらんでいます。
基本のリズムは、ジャンベ(西アフリカの太鼓)と和太鼓をそれぞれ楽しんでいる知人が中心に刻んでくれました。そして「余計なもの捨てていこう。原発ステテコォ、○○ステテコォ、生き直そう、ステテコ・バンザイ」という歌に合わせて、何度か踊りを練習しました。
先週は、映像プロダクションの会社をやっている、晃の兄が訪れ、4つのカメラを駆使しての撮影が決行されたのです。うちの手伝いのHさんが用意してくれたメイク道具で、それぞれ化粧した踊り手が、10名ほど。ドラム隊も三味線の弾き手も加わり、「鷹巣・くぬぎの森広場」の里山の木々のなか、木漏れ日を浴びて、「ステテコォ踊り」の世界が出現しました。いま、映像は編集中です。音楽だけ、下記の個人ブログから聞くことができます。
<料理メモ> ~オクラの煮びたし~
取れすぎたキュウリやナスを、取れすぎる季節の終わりになって、やっと佃煮風にして一部を冷凍保存しました。オクラでは、大量消費が必要な時にもってこいなのが、この煮びたし。 手伝いのHさんに教わりました。だし+醤油+みりん(市販のめんつゆをのばしたものでも)を煮立てた鍋に、オクラ(ガクのまわりを薄くそぎ取り、ヘタをぎりぎりで落としてまるごとで)を入れて、落し蓋をして煮ます。油揚げ、シイタケなど入れるとより美味。
(写真は、バンザイする、うちのニャー。 9月24日 泰子)