*2011年6月追記
以下の文章のリンク先を、訂正しました。
また、雪丸の生い立ちについての文章は、削除しました。
*2011年3月追記
以下の~~~~の間の文章は、これまで、サイトのトップページに載せていましたが、「ノラのパン」本人の希望で、トップから降りました。いずれ、本人の手による「ノラのパンについて」の文章がトップに載ると思いますが、それまでは、更新記録のページがトップになっています。
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「ノラのパン」は、今、「菜園・野の扉」の中で、国内産の材料と、自家製天然酵母によって、生まれようとしています。
「ノラ」=「野良」、畑に一番近いパン屋を目指します。
商品として流通するのは、まだまだ先のことですが、大きく花開く日を夢見て、このサイトを立ち上げました。
よろしくお願いいたします。
(2010年2月母・泰子)
■ ノラの箱舟
ようやく焼きあがったバケットを片手に、ノラは3月の雪原へ船出する。どうりで降り止まぬこの春の雨、雪は、箱舟の門出にだけふさわしい。
しかし、一通 り外観をながめた人なら誰しも思うと思うのだが、箱舟という形容はふさわしくない。これは、食パン2斤型だ! もしもこの「箱舟」が大洋に浮かび漂うなら ば、そしてもし、それをパン職人が見つけ、幸運にもどういうわけか遠近感を失っていたなら、「食パン2斤型だ」と気づいただろうに・・・・・
しかし窓が ある。出入り口だってある。換気扇もある。電気、給排水設備だってあるのだ。
だが、問題はそういうことではないのだ。箱舟は、向かうべき岸を持たない。こ れこそが大事なポイントだ。
大いなる楽観をもって、大海にあてもなく漂いだす、ノラの箱舟に幸いあれ!
(父・晃 「菜園たより」2010年3月3週号より)
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