(5月10日に、みんなで決めよう!「原発」都民投票 本請求が行われました。
関連記事の一覧が、東京都民投票有志のブログにまとまっています。→ 「たくさんのTVニュースで放送されました!」http://bit.ly/K9zZEJ)
以下は、5月11日の夜、東京新聞読書欄に、晃が投稿した文章です。
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原発都民投票を求める東京都民の動きに対し、都知事が的外れな発言を繰り返しています。
知事自身のセンチメンタリズムを都民に押し付けているように思えます。
彼の常日頃の発言には他者や環境に対する共感の情が感じられません。大河ドラマではありませんが、民草にセンチメンタルな情を持たない政治家は願い下げです。思考停止の只中で独特なヒロイズムにでもしがみついているのでしょうか。
そもそも今回なされた請求は、過ち、失敗に伴う後悔や悔悟の情の発露にとどまらず、困難に立ち向かい、共により良い未来を模索するための提案です。センチメンタルな心境を否定することなく立ち上がる時、訂正、再生、復興が可能となるはずです。
今や、破滅を回避し、国のありようを再構築することが求められています。
国家といえども、海、山、耕地があって初めて存立できるのです。これらが傷つけられ、害された時、自律する国家を維持できるはずもありません。
私も含め多くの人が気づいた冷徹な摂理です。人は高ぶることなく、この摂理に調和する様努めなければならないのです。
都民がセンチメントを脱し踏み出そうとしている時に、都知事は自身の後ろ向きなこだわりを都民に押し付けようとしています。
不可解なこだわりは、たぶん亡国のセンチメンタリズムに他なりません。