菜園 「野の扉」

~ 1993年の開園以来、埼玉県寄居町で、農薬と化学肥料を一切使わず 野菜を作っている、新規就農の百姓です。

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「菜園たより」2011年4月1週号

 Touna2011
■ 霧の中で

大震災から2週ほどたち、ガソリンの供給不足は解消に向かっているようですが、先週は、「暫定規制値」を越える放射性物質を検出した、農作物や飲料水についてのニュースが飛び交いました。

埼玉県のHPには、

「3月20日の調査ではホウレンソウ、3月22日の調査では原乳、3月24日の調査では葉物野菜(ホウレンソウ、コマツナ、ミズナ)を対象に調査を実施しましたが、いずれの調査でも全ての検体で暫定規制値を下回っており、(埼玉県産の農畜産物の)安全性に問題はありません。(3月25日付)」

とあります。

しかしながら、福島原発での事故による放射性物質は、関東一円に飛散しました。

何を選択することが正しいのか、何が「真実」なのか、これまで考えずに選んできたことを丁寧に見直していかなくてはならないような状況に、皆が置かれてしまいました。

原発から発する霧と皆の喧騒とで、互いの顔も見えず、声も届きにくい中、不安や恐れとが、ネット世界の反響もあいまって増幅し、いっそう霧を深めています。

霧の中で、百姓は、地べたにはりついて、定点となります。私達を測ってみてください。


■ 定点

栃木の那須烏山の地に舞い戻り、すっくと立つ、翼君。“耕吉”(翼君の農園名。ブログはここ)は、ひるまず、淡々とその歩みを始めようとしています。

本拠地(料理教室を主宰していた、神奈川県葉山)から余儀なく退避されても、なお、強度の集中力を保ち、このときも、目ざましい仕事をされている、白崎裕子さん。(ブログは、ここ。調理係をしている「梟城」のサイトは、ここ)

遠く離れても、敬愛する人たちのメッセージは、私たちを鼓舞してくれます。

天地定まらず、日々流れそうな私たちも、ふんばって、始まったばかりの、おそらく長期にわたる再起への行進の列の中にあります。

みんなの毎日を支える、お台所を支える仕事が、周到に、息長くできるよう心がけます。(二人について詳しくは、「耕吉 翼」「白崎裕子」で検索すると、HPおよびブログにたどり着くことができますので、ごらんください。 うちのブログからもリンクされています。)


■ ノラのパン

2月の「たより」では「パンの製造販売の営業許可を正式に得るための施設の建設に着手する」、と書きましたが、大震災・原発事故後の電力供給の不安定な状況の中、当面は計画自体をいったん棚上げすることにしました。詳しくは、「パン通信」に書かれることと思います。

■ おわび

① 最後のジャガイモ「マチルダ」について、皮をむくと、中が黒くなっているものが多い、というお客様からのご指摘がありました。打撲あるいは凍害のせいかと思われますが、食することのできないものを、お送りしてしまったことを深くお詫びいたします。

② レタス類にアブラムシがついてしまいました。ぬるま湯でふり洗いしてから使ってください。(3月28日)

 

投稿情報: 2011/03/30 カテゴリー: 菜園たより(隔週発行) | 個別ページ | トラックバック (0)

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「菜園たより」2011年3月4週号

■ 大震災から10日~春を迎えに行く

仙台から一時的に退避してきた娘の応援も受け、できる限りの作付けを続けております。

震災後の、身の回りの激変のさ中にあって、自分達の耕す地べたの先の人達に食べ物を届ける仕事、百姓はなお、これから先も「底力」だと、強く自覚しました。

化石燃料バブル、人類バブルの終末を生きるわれわれの行く手には、いくつもの困難が待っています。  すべて元通りではなくて、未来を見すえた、心と、生活の復興を目指します。

今、畑は、冬野菜の残り物を収穫している、一年の中で一番さびしい時期です。一生懸命用意している春野菜が取れだすのは、例年では春が本格化する4月中旬以降。今年ほど、春の到来を強く願う年はありません。


■ 配達と宅配便について

先週後半、ガソリンをやっと少しずつ入手できましたので、今週中の配達は大丈夫です。 宅配便につきましては、計画停電の実施状況によっては、遅配のおそれが依然としてありますが、先週発送の便については、ほぼ通常通り配達されています。


■「ノラのパン」のパンをご注文いただいている方へ

計画停電の時間帯によっては、パンの製造工程に影響があります。出来上がりが通常より遅くなり、宅配便での発送が難しくなるおそれもあります。事前に調整できれば、発送の前日に焼いて、お届けすることもあることを、ご了解ください。よろしくお願いいたします。(3月21日)

投稿情報: 2011/03/21 カテゴリー: 菜園たより(隔週発行) | 個別ページ | トラックバック (0)

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「菜園たより」2011年3月16日発行

■今後の野菜セットのお届けについて

3月11日の大震災によって引き起こされた、様々な事象はありますが、「野の扉」では、できる限り今後も、野菜セットの配達と発送を続けていくつもりです。

○ 配達について~

14日(月)の配達は、通常通り行ないました。16日(水)と18日(金)、21日(月)の配達までは、行なえると思っています。畑と自宅の往復は、1台の軽トラックに3人乗りする、などして、燃料の節約に努めていますが、ガソリンの入手が12日以降できておりませんので、このまま供給量が増えず入手できないと、来週水曜日以降の配達が難しいです。


○ 宅配便について~

11日(金)発送の荷物の中には、大幅に遅れて、翌々日到着したものもありましたが、大半は予定日に到着しております。14日(月)発送の荷物は、全てが時間指定内に到着しております。しかしながら、クロネコヤマトでは、依然、「遅延のおそれがあります」と言っていますので、万が一時間指定に到着しないことがあると受け取ることができない方などで、キャンセルなさる方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。


○ 情報について~

通信事情が不安定ですので、個々のお客様に対しての当方からのご連絡は、なるべく避けたいと思います。野菜セットのお届けや発送に変更が生じた際には、まず、ブログにその旨の記事をアップしたいと思います。携帯電話からもアクセスできるようにしてあります。
皆様からの、ご連絡につきましても、なるべく電話ではなく、メールでお願いいたします。


ブログ http://nonotobira.typepad.jp/blog/

Wandabrogcontent 携帯から読むには、このQRコードを読み込むか、http://nonotobira.typepad.jp/.m/blog/ にアクセスしてください。

 

 

 

パソコンのメールアドレス (ここでは伏せます)

携帯電話のメールアドレス (ここでは伏せます)
(2011年3月16日)

 

 

 

投稿情報: 2011/03/21 カテゴリー: 菜園たより(隔週発行) | 個別ページ | トラックバック (0)

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「菜園たより」2011年3月1週号

DSCF2056 ■ 春を招く

月の初めには、マイナス6度くらいまで下がっていたのに、先週は20度を軽く越える日もあり、と、いつものように三寒四温で、春がしみわたっていきます。

「大仕事」(「ノラのパン」の正式開業、あんまり進んでいませんが)があるからと、今年の味噌は、例年の半分、大豆1斗分(約13キロ)の仕込みとしました。自家製の米麹(こめこうじ)も、1斗分1回しか作らなかったので、なんだか物足りない・・・。

ということで、恒例の「踏込み温床」作りではその分も取り返す勢い(?)で、米一粒一粒にこうじ菌が付くようもみ込むのと同様に、落ち葉や稲ワラ一つ一つに、微生物の好物のヌカや鶏糞がまんべんなく付いていく様子をイメージして、機嫌よく温床の発酵が始まるように、混ぜたり踏んだり水をかけたりを繰り返しました。春を呼び込むダンス。

半日がかりで、パイプとワラで作った2畳ほどの枠の中に、弾力のあるスポンジみたいな、近隣から集めた有機物と働き者の微生物のつまったベッドができました。

 

■ 「命の循環」へ ~輪屋の再出発

ダンスをしながら、輪屋の手嶋さんの文章を思い出していました。

「落ち葉が自然と積もった下にある土、それが最高に地球!と感じるのです。土は人工では作れない、植物や動物や昆虫や微生物がいなければ・・・」と、土が、巡り繋がっている命を支えていること、それをイメージして「輪屋」というお店の名前を決めたことを、最新のニュースレターに書いています。

これまでに何度も登場していただいた輪屋は、

「地域密着型 特選食材店 自然食品 オーガニック りんや」

という長い正式名を持っています。東京都大田区北千束の北口商店街に、10年前にオープン。うちは、2002年に手嶋さんたちと出会い、近所の仲間と野菜の共同出荷を続けてきました。

「自分にとって、何が本物か、何が有益で何が有害か、を見分ける能力は、全ての人が持っている。その能力に自信を持ってもらうためのお手伝いが、仕事」という輪屋は、この3月3日、同じ北千束の、東急目黒線・大井町線の大岡山駅をはさんだ反対側の地区に、店舗を移転して、新装開店します。機会がありましたら、どうぞ訪ねてみてください。月曜定休です。遠方の方も、扱っている商品の情報を知ったり、WEBショップの利用ができますので、ホームページをのぞいてみてください。

http://www.rinya.jp

 

<料理メモ>~大根活用

お客さんの、自然食通信社のミニ通信にあったのが、「大根の皮の生醤油漬け」です。

むいた皮を、千切りにして、醤油に漬けるだけ。やってみたら、おいしかった。

で、皮をむいた後の大根をどうしようかと思ったら、土曜日の新聞に、「大根鍋」が出ていました。2人前で600gの大根、とありましたので、大根を持て余してしまうこの時期にどうでしょうか。記事では、大根と同量の水に干しエビ(なければ煮干)と多めの酒を入れて煮立たせて、柔らかい大きな肉団子を煮て、長い千切り(スライサーでがんがんと)にした大根をたっぷり載せて煮て、塩コショウで味付けて、薬味で食する、とありました。(朝日新聞 2月26日 「ウー・ウェンさんのやさい流ほっこり中華」より)

(2月28日 泰子~写真は、庭で満開の福寿草)

投稿情報: 2011/03/03 カテゴリー: 菜園たより(隔週発行) | 個別ページ | トラックバック (0)

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「菜園たより」2011年2月3週号

Kabuakira2011
■ 「農閑期」には

昨年の12月下旬から、降水量ゼロが続いていましたので、先週の何度かの積雪は、「いいおしめり(良いお湿り)」でした。

でも、再度の雪マークの点滅が、収穫や作付けの邪魔者にしか見えないのは、百姓の勝手、ではあります。

この時期、1年の間で一番、農作業が「ヒマ」ですので、この辺の仲間も、畑に厩肥をどっさり持ち込んで土作りする者あり、ハウスを建てる者もあり、味噌の仕込みする者あり、です。うちも、里山で落ち葉を集めては畑に積んでいますし、味噌も今週仕込みます。今朝は、糀にする米を一斗(14キロほど)を洗って明日の糀つくりに備えました。えんえんと洗っていると、ああ、このお米は、去年吉田さんの田んぼで、翼君が草取りとかでお手伝いしたものだったなあ、と、今は栃木で頑張っている翼君の姿など思い浮かべました。

 

そして、翼君も一緒に去年の今頃作っていたパン小屋を経て、「ノラのパン」が、大きく生まれ変わろうとしています。パンの製造販売の営業許可を正式に得るための施設の建設に動き出しています。まずは建設予定地に建つ小さなハウスの解体から始めます。許可を得て長く使える施設を目指していますので、これまでにない大仕事。 「畑に一番近いパン屋」の誕生まで、気の抜けない日々が続きます。


■ 光の春

先週あたりから、ヒタヒタと、光が満ちてきた感じです。

1月から日が伸びているのは、小学生でも知っているけれど、毎年のように体に実感はないし、春が来ることすら疑っていました。でも、今日(13日、日曜日)は、今年も約束は果たされるんだ、という安ど、と、喜びで、うきうきしました。野菜や鶏達もきっと何か、感じるものがあることと思います。生きもの達すべてに、いきわたる春。

海はもちろん、大気や、光にも満ち引きがあるのは、はかないけれど、かなりな希望を与えてくれます。(この項のみ、晃)


■ 鳥インフルエンザその後

鳥インフルエンザの発生が続いています。11例目がでた宮崎県では、これまで90万羽を越える鶏が処分されました。今年の冬が寒いので、暖かい宮崎県へ渡る鳥が増えているのだろうか、という話も聞きましたが、どこでも起こりうることということで、先日は、山口県の公園で飼育されているハクチョウなど400羽が処分されるということもありました。

ここ寄居町では、独自の対策として、消毒用の消石灰が、営利養鶏を行なっている20件ほどに配布されました。うちでも、自宅の、エサの攪拌機などがあるエサ小屋の周りに散布しました。里山にある鶏小屋は、野鳥そのものの侵入はできないようになっていますが、基本的に開放型の鶏舎ですし、畑の野菜をたくさんおやつに食べさせていますので、隔離・消毒というものは、はなから考えていません。

でも鶏たちは、毎日元気に土の上を走り回って、寒くても頑張って卵を産んでくれています。(2月14日 泰子)

 

投稿情報: 2011/02/19 カテゴリー: 菜園たより(隔週発行) | 個別ページ | トラックバック (0)

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「菜園たより」2011年2月1週号


■ほころびの春

日だまりの梅の一枝に、白い花が数輪咲きました。日本酒に「寒中」梅とか「雪中」梅とかありますが、今年はまさにそれです。

流れに抗うことはできない。いずれほころぶ。という風で、私も大分ほころびが目立つようになって来ました。ほころびからかい間見えるもの、つくろいきれず露見することは、驚きやさびしさをともなう発見であったりします。

自分もちゃんと「ほころびの美学」を持たなきゃと思う今日この頃です。そうして、花咲かじじいになれたら―― というのが、百姓として夢であります。(晃)


  Mugihumi1 左の写真は、麦踏み仕様にした管理機です。タイヤをはずして、1000円で買った鉄の重たいロールを2つつけて、5cmくらいに伸びた、麦の上を走ります。前の部分を持ち上げながら動かすので、バランスを取るのが難しいそうです。夫と息子が交代しながら1回目の麦踏みが完了しました。

 


<料理メモ~煮びたし>

先日お会いした梨木香歩さんの小説(角川書店「野性時代」に連載中の『雪と珊瑚』)に載っていた、「青菜と油揚げの煮びたし」のやり方をご紹介します。

うちでは、ただの「おひたし」とともに、一番多く食卓に出る料理なのですが、これまで気がつかなかったポイントがありました。

・ 厚手の鍋を弱火で熱してから、適当に切った油揚げをじりじりと軽く焦げ目が付くまで焼き付ける。

・ 青菜は、小松菜と京菜、のように、形やかたさが違うものを混ぜて使うと、煮上がったときの食感が違って楽しめる。

・ 調味料(みりん、お出し、薄口しょう油、お塩)を入れたら、菜っ葉の量が3分の一ぐらいに減るのを目安にして、煮込みすぎないこと。

私は、これまで、始めに菜っ葉を入れて、その上に油揚げ、その上から調味料(しょう油とみりん)をかけて、ふたをして、最後に水気を飛ばすようにして、ごま油、という作り方でしたが、上記のように作ると、水っぽくならず、油揚げがおいしかったです。色々応用できると思います。


■鳥インフルエンザについて

高病原性の鳥インフルエンザが、79年ぶりに日本で発生し、世界中で1億羽以上の鶏が死んだり殺処分された2004年に、私たちは、鶏飼いであり、人と他者の間に立つ百姓として、「たより号外」(2011年秋にはリンク切れします)を書いています。今も同じ思いです。

7年たって、今回の日本におけるたび重なる鳥インフルエンザの発生でわかったのは、渡り鳥たちの北の営巣地に鳥インフルエンザのウィルスが深く浸透し、鳥の渡りという「自然」によって、直接日本中にウィルスがばらまかれているということです。それにしても、人間の他者に対する反応は、相変わらず「独善的」で頑なようです。(1月31日 泰子)

 

投稿情報: 2011/02/02 カテゴリー: 菜園たより(隔週発行) | 個別ページ | トラックバック (0)

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「菜園たより」2011年1月3週号

■ 耐える・・・

一年で一番寒い季節となりました。西日本では記録的な低温のようですが、当方でも、零下5、6度くらいまで下がり、これが「寒さの底」かな、と、この先の緩みを期待しつつ、耐えています。もちろん、畑の野菜たちも。

年末より少しずつ、野菜たちの防寒を進めてきて、もうこれ以上は天にお任せ、という状態で、色々「負傷者」も出てきています。

大根は、ちりちりになった葉っぱを落とし、凍り付いて戻れなかった地際の部分を切り落として、と、まさに美味しいところだけの体裁でのお届けになります。防寒資材をかけてある白菜と違い、鳥(群れで襲いかかるヒヨドリが主)よけのネットだけかけてあるキャベツは、凍害で葉っぱが黒っぽくなるものが出てきました。ネギや人参は、凍りついた地下数センチの下で、命をつないでいます。ホウレンソウや小松菜は、自ら糖分を蓄えて寒さに対抗、冷凍解凍を繰り返して蘇生していますが、死んでしまう葉っぱも増えて、出荷調整が大変です。

とにかく、野菜を収穫できる時間帯が限られるので、夫と息子と3人で手分けして、暗くなる前に出荷場にすべり込むという毎日です。でも、寒さに強い「ちぢみ菜」を収穫していると、葉っぱの間から、ミイラ化したヨトウムシがポロリと落ちたりして、「夏虫や、つわものどもが ゆめのあと」と、とんちんかんな感慨にふけることもあるのでした。


この1月から3月までの出荷のために、ハウスの中での作付けが必要になります。限られた面積に、今収穫中のレタス類に始まり、カブや京菜、春一番の人参や大根、キャベツなどが、ひとうねずつ並んでいます。暖かくなる昼間はハウスも開けて、薄い不織布一枚かけただけですが、夕方はもう一枚重ねてポリのシートで一ウネずつ覆い、3重にして守ります。そうしていても、生き延びるだけで精一杯、この時期はなかなか成長しません。

この先、野菜セットは、変化に乏しいものになっていきますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 


■ 「西の魔女」が来た

『西の魔女が死んだ』(映画の公式サイトはここ)というお話はご存知でしょうか? 2年前映画化もされている、その小説の作者である、梨木香歩さんが、野の扉を訪問してくれました。

梨木さんは、現在雑誌「野生時代」(角川書店)に連載中の『雪と珊瑚』という小説(WEBでの紹介はここ)の執筆のために、農家やレストランを取材されています。「たより」にも何度も登場していただいている東京両国のイタリアレストランの「SIGERUKI」の茂木さんからの紹介で、この厳寒期に編集者と2人で畑を見にいらしたのです。

『雪と珊瑚』というお話は、珊瑚という名の若いシングルマザーが、色々な人の助けを受けながら、自分の店(カフェ)を持つという夢を追いかける、というもの。珊瑚は今はパン屋でアルバイトしていて、料理の上手な「魔女っぽい」人や、新規就農の若い男性なども登場し、食べ物と農業に関係する記述がとても多いのです。ここでは詳細に書く余裕がありませんが、大変刺激をいただいた半日でした。

 

Yamaimosoteco <料理メモ~山芋のソテー>

  梨木さんたちとの昼食で、お出しするつもりだったのに、緊張して忘れてしまった料理です。不作の里芋に代わって登場することの多い山芋ですが、細めのものは、皮ごと煮物にしたり、こんな風にソテーに。輪切りにして、多めのオリーブオイル(好みでニンニクも加えて)を入れたフライパンで蒸し焼きして、塩コショウで味付けします。

(1月16日 泰子)

 

投稿情報: 2011/01/20 カテゴリー: 菜園たより(隔週発行) | 個別ページ | トラックバック (0)

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「菜園たより」2011年1月1週号

Sazannka2011-m
新年明けましておめでとうございます。


年末より寒さ厳しく、これからの厳寒期が思いやられますが、色々手を打ちつつ、遠い春まで野菜を途切れることなく、お届けしたいと思っています。

すでに、春夏野菜の種の注文をすませました。寂しい冬の畑から、色鮮やかな世界を夢見ながら、今年も作業を進めます。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。

なお、ご覧いただいている方もいらっしゃるかと思いますが、ホームページを移設しました。以前のホームページはこの秋に無くなります。まだ不十分ではありますが、これまでの「たより」のさし絵を一望できるようなページも作りましたので、ネットをご覧になれる方は、どうぞのぞいて見てください。今号のさし絵は、帰郷した照手が、庭のサザンカの花を見て描きました。

 

投稿情報: 2011/01/11 カテゴリー: 菜園たより(隔週発行) | 個別ページ | トラックバック (0)

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2011年 春 の使用品種一覧

新規に使用する品種には、★印をつけました。(2010年12月23日)

分類名 区分名 品種名 会社名
果菜類 ナス 小五郎 タキイ種苗
果菜類 ナス マー坊 サカタのタネ
果菜類 ナス ★緑美 タキイ種苗
果菜類 トマト エスクックトール サカタのタネ
果菜類 トマト 自農T-3サンティオ 自然農法
果菜類 トマト ルネッサンス サカタのタネ
果菜類 トマト 麗夏 サカタのタネ
果菜類 トマト ★クックゴールド タキイ種苗
果菜類 トマト ★シンディスィート サカタのタネ
果菜類 トマト ★シンディオレンジ サカタのタネ
果菜類 ピーマン 京波 タキイ種苗
果菜類 ししとう 伏見甘長 タキイ種苗
果菜類 ししとう ハラペーニョ エンジョイ サカタのタネ
果菜類 ししとう 万願寺トウガラシ 自然農法
果菜類 他のナス科 鷹の爪 タキイ種苗
果菜類 カボチャ メルヘン サカタのタネ
果菜類 カボチャ 雪化粧 サカタのタネ
果菜類 カボチャ 栗坊 サカタのタネ
果菜類 カボチャ みやこ サカタのタネ
果菜類 キュウリ バテシラズ2号 自然農法
果菜類 キュウリ 味サンゴ サカタのタネ
果菜類 キュウリ 四川キュウリ カネコ
果菜類 キュウリ ★Vマーチ タキイ種苗
果菜類 スイカ 飛紅船ラルク サカタのタネ
果菜類 トウガン 草枕 サカタのタネ
果菜類 他のウリ科 アバシゴーヤ サカタのタネ
果菜類 他のウリ科 ★グリーンボード(ズッキーニ) カネコ
果菜類 他のウリ科 ★リッチーナ タキイ種苗
果菜類 オクラ グリーンソード タキイ種苗
果菜類 オクラ まるみちゃん タキイ種苗
果菜類 オクラ ★赤まるみちゃん タキイ種苗
葉物類 キャベツ アーリーボール サカタのタネ
葉物類 キャベツ 将軍 協和
葉物類 キャベツ 彩里 タキイ種苗
葉物類 キャベツ ネオルビー タキイ種苗
葉物類 キャベツ ★ サボイクィーン サカタのタネ
葉物類 白菜 春笑 タキイ種苗
葉物類 白菜 わわ菜 トキタ
葉物類 白菜 晩抽プチヒリ タキイ種苗
葉物類 ブロッコリー 緑嶺 サカタのタネ
葉物類 ブロッコリー ハイツ タキイ種苗
葉物類 ブロッコリー スティックセニョール サカタのタネ
葉物類 カリフラワー ブライダル サカタのタネ
葉物類 カリフラワー スノークラウン タキイ種苗
葉物類 カリフラワー 美星 サカタのタネ
葉物類 カリフラワー ★パープルフラワー サカタのタネ
葉物類 菜っ葉 青帝チンゲンサイ サカタのタネ
葉物類 菜っ葉 京みぞれ タキイ種苗
葉物類 菜っ葉 きよすみ サカタのタネ
葉物類 菜っ葉 なかまち サカタのタネ
葉物類 菜っ葉 わさび菜 サカタのタネ
葉物類 菜っ葉 京しぐれ タキイ種苗
葉物類 他のアブラナ科 ベビーサラダミックス サカタのタネ
葉物類 他のアブラナ科 レッドマスタード サカタのタネ
葉物類 他のアブラナ科 ルッコラ 自家採種
葉物類 他のアブラナ科 グリーンフリルからし菜 トキタ
葉物類 他のアブラナ科 アルギュラ・ロケット たねの森
葉物類 他のアブラナ科 赤サラダからし菜 トキタ
葉物類 他のアブラナ科 ロケット・オデッセイ サカタのタネ
葉物類 ホーレンソウ パレード サカタのタネ
葉物類 ホーレンソウ アクティブ サカタのタネ
葉物類 玉レタス マリア タキイ種苗
葉物類 リーフレタス レッドファルダ タキイ種苗
葉物類 リーフレタス サマールージュ タキイ種苗
葉物類 リーフレタス 晩抽レッドファイヤー タキイ種苗
葉物類 リーフレタス ★グリーンジャケット タキイ種苗
葉物類 春菊 香取春菊 渡辺
葉物類 他のキク科 コスレタス タキイ種苗
葉物類 他のキク科 リバーグリーン サカタのタネ
葉物類 他のキク科 レッドサラダボールレタス たねの森
葉物類 他のキク科 クァトロセゾンレタス たねの森
葉物類 他のキク科 リトルジェムロメイン たねの森
葉物類 他のキク科 シルビア・ロメイン たねの森
葉物類 夏の葉物 モロヘイヤ タキイ種苗
葉物類 夏の葉物 エンサイ タキイ種苗
葉物類 夏の葉物 ツルムラサキ タキイ種苗
葉物類 夏の葉物 ★ワイドエンサイ タキイ種苗
葉物類 他の葉物 トップセラーセロリ タキイ種苗
葉物類 他の葉物 パラマウントパセリ タキイ種苗
葉物類 他の葉物 青シソ 丸葉 サカタのタネ
葉物類 他の葉物 赤チリメンシソ サカタのタネ
葉物類 西洋ハーブ ルバーブ 自家採種
葉物類 西洋ハーブ スィートバジル 自家採種
根物類 大根 大師 タキイ種苗
根物類 大根 雪美人 サカタのタネ
根物類 大根 ★ 三太郎 タキイ種苗
根物類 カブ 耐病ひかり タキイ種苗
根物類 カブ あやめ雪 サカタのタネ
根物類 カブ CRもちばな タキイ種苗
根物類 カブ CRゆきばな タキイ種苗
根物類 長ねぎ 西田 カネコ
根物類 長ねぎ 株ねぎ 自家採種
根物類 長ねぎ 九条太ネギ タキイ種苗
根物類 長ねぎ 春扇 サカタのタネ
根物類 長ねぎ ポアロ タキイ種苗
根物類 長ねぎ なべちゃん 渡辺
根物類 長ねぎ 小夏 タキイ種苗
根物類 長ねぎ ホワイトスター タキイ種苗
根物類 ニラ 大葉ニラ サカタのタネ
根物類 人参 ベータリッチ サカタのタネ
根物類 人参 向陽二号 タキイ種苗
根物類 人参 ★パワフルレッド サカタのタネ
根物類 ゴボウ サラダごぼうダイエット サカタのタネ
根物類 ゴボウ 大浦ゴボウ 他
豆類 エンドウ ホルンスナック サカタのタネ
豆類 落花生 落花生 自家採種
豆類 インゲン 王湖 サカタのタネ
豆類 インゲン けごんの滝 サカタのタネ
豆類 インゲン マンズナル サカタのタネ
豆類 インゲン 耐病モロッコ(わい性) タキイ種苗
豆類 インゲン ケンタッキーワンダー サカタのタネ
豆類 インゲン ★舞姿 サカタのタネ
豆類 大豆 借金なし 自家採種
豆類 枝豆 ビアフレンド タキイ種苗
豆類 枝豆 香り姫 協和
豆類 枝豆 ★福の泉 タキイ種苗
芋類 里芋 土だれ里芋 自家採種
芋類 じゃが芋 男爵 こいけや
芋類 じゃが芋 インカのめざめ サカタのタネ
芋類 じゃが芋 シンシア こいけや
芋類 じゃが芋 レッドムーン こいけや
芋類 じゃが芋 マチルダ 他
芋類 じゃが芋 ワセシロ こいけや
芋類 さつま芋 紅東 自家採種
芋類 山芋 短形じねんじょ 自家採種
穀類 トーモロコシ キャンベラ86 タキイ種苗
その他 ショウガ 印度しょうが 未定
その他 ミョウガ 早生みょうが 自家採種
その他 フキ 地ぶき 自家採種
その他 ウド 山うど 自家採種

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投稿情報: 2010/12/23 カテゴリー: 使用品種一覧(半年ごとに更新) | 個別ページ | トラックバック (0)

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2010年 秋 の 使用品種一覧

旧ホームサイトへのアップを忘れていましたので、こちらが初出となります。

アクセスのデータベースからエクスポートした表のHTMLを直接貼り付けましたので、見にくいですが。

(2010年11月24日)

葉物類 キャベツ 彩風 タキイ種苗
葉物類 キャベツ アーリーボール サカタのタネ
葉物類 キャベツ 将軍 協和
葉物類 キャベツ グランドデゥーク・コールラビ タキイ種苗
葉物類 キャベツ 彩音 タキイ種苗
葉物類 キャベツ ネオルビー タキイ種苗
葉物類 キャベツ あまかぜ 渡辺
葉物類 キャベツ 輝岬 タキイ種苗
葉物類 白菜 金将二号 タキイ種苗
葉物類 白菜 わわ菜 トキタ
葉物類 白菜 極意(極早生) カネコ
葉物類 白菜 チャボ夏秋(中原採種場) 他
葉物類 白菜 晴黄75 タキイ種苗
葉物類 白菜 チャボ秋冬(中原採種場) 他
葉物類 ブロッコリー 緑嶺 サカタのタネ
葉物類 ブロッコリー ハイツ タキイ種苗
葉物類 ブロッコリー エンデバー タキイ種苗
葉物類 ブロッコリー スティックセニョール サカタのタネ
葉物類 ブロッコリー パープルイタリアン 福種
葉物類 カリフラワー ブライダル サカタのタネ
葉物類 カリフラワー スノークラウン タキイ種苗
葉物類 カリフラワー 美星 サカタのタネ
葉物類 菜っ葉 ちょうほう菜 タキイ種苗
葉物類 菜っ葉 みそめちぢみ菜 タキイ種苗
葉物類 菜っ葉 青帝チンゲンサイ サカタのタネ
葉物類 菜っ葉 京みぞれ タキイ種苗
葉物類 菜っ葉 きよすみ サカタのタネ
葉物類 菜っ葉 こぶ高菜 サカタのタネ
葉物類 菜っ葉 赤大葉高菜 タキイ種苗
葉物類 菜っ葉 なかまち サカタのタネ
葉物類 菜っ葉 わさび菜 サカタのタネ
葉物類 菜っ葉 京しぐれ タキイ種苗
葉物類 とう菜 紅菜苔 タキイ種苗
葉物類 とう菜 かき菜 他
葉物類 他のアブラナ科 ベビーサラダミックス サカタのタネ
葉物類 他のアブラナ科 レッドマスタード サカタのタネ
葉物類 他のアブラナ科 ルッコラ 自家採種
葉物類 他のアブラナ科 コールラビ アズールスター たねの森
葉物類 他のアブラナ科 グリーンフリルからし菜 トキタ
葉物類 他のアブラナ科 アルギュラ・ロケット たねの森
葉物類 他のアブラナ科 ザアサイ サカタのタネ
葉物類 他のアブラナ科 赤サラダからし菜 トキタ
葉物類 ホーレンソウ まほろば サカタのタネ
葉物類 ホーレンソウ ソロモン サカタのタネ
葉物類 ホーレンソウ 寒味ホウレンソウ トキタ
葉物類 ホーレンソウ スパイダー トキタ
葉物類 玉レタス マリア タキイ種苗
葉物類 リーフレタス レッドファルダ タキイ種苗
葉物類 リーフレタス サマールージュ タキイ種苗
葉物類 春菊 香取春菊 渡辺
葉物類 他のキク科 コスレタス タキイ種苗
葉物類 他のキク科 サマーグリーン サカタのタネ
葉物類 他のキク科 リバーグリーン サカタのタネ
葉物類 他のキク科 レッドサラダボールレタス たねの森
葉物類 他のキク科 クァトロセゾンレタス たねの森
葉物類 他のキク科 リトルジェムロメイン たねの森
葉物類 他のキク科 シルビア・ロメイン たねの森
葉物類 夏の葉物 ワイドエンサイ タキイ種苗
葉物類 他の葉物 パラマウントパセリ タキイ種苗
根物類 大根 大師 タキイ種苗
根物類 大根 耐病干し理想 タキイ種苗
根物類 大根 竜神三浦2号 サカタのタネ
根物類 大根 冬どり聖護院 タキイ種苗
根物類 大根 雪美人 サカタのタネ
根物類 大根 ころ愛 サカタのタネ
根物類 大根 ともしび 渡辺
根物類 大根 冬自慢 サカタのタネ
根物類 大根 春京赤長水大根 サカタのタネ
根物類 大根 関白 タキイ種苗
根物類 カブ 耐病ひかり タキイ種苗
根物類 カブ あかくら蕪 他
根物類 カブ 夏小町 タキイ種苗
根物類 カブ 福小町 タキイ種苗
根物類 カブ あやめ雪 サカタのタネ
根物類 カブ CRもちばな タキイ種苗
根物類 カブ CRゆきばな タキイ種苗
根物類 長ねぎ 雷帝下仁田 サカタのタネ
根物類 長ねぎ 九条太ネギ タキイ種苗
根物類 長ねぎ 春扇 サカタのタネ
根物類 玉ねぎ アトン タキイ種苗
根物類 玉ねぎ ネオアース タキイ種苗
根物類 玉ねぎ チャージ タキイ種苗
根物類 玉ねぎ フォーカス タキイ種苗
根物類 玉ねぎ 赤玉の極み タキイ種苗
根物類 玉ねぎ 竜王 タキイ種苗
根物類 ワケギ わけぎ 自家採種
根物類 ラッキョウ らっきょう 自家採種
根物類 ニラ 大葉ニラ サカタのタネ
根物類 ニンニク にんにく 他
根物類 人参 本紅金時 タキイ種苗
根物類 人参 陽州五寸 タキイ種苗
根物類 人参 ひとみ五寸 カネコ
根物類 人参 ベータリッチ サカタのタネ
根物類 人参 パープルヘイズ サカタのタネ
豆類 エンドウ スナック753 サカタのタネ
豆類 エンドウ ホルンスナック サカタのタネ
豆類 エンドウ 絹小町 サカタのタネ
豆類 他のマメ科 早生ソラマメ タキイ種苗
穀類 小麦 農林61号 自家採種

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投稿情報: 2010/11/27 カテゴリー: 使用品種一覧(半年ごとに更新) | 個別ページ | コメント (0)

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