◆ 野良へ帰る
もう2ヶ月もまじめ一本やりで、ふざけることも少なかったな、と少し反省しています。
人間たるもの、変態くらいは普通ですが、失格!までいうと、おだやかではありません。
でも、たまに、鶏だとか、カメムシくらいに堕ちるのは、よい気分転換で、効用も多分あります。
主眼は何かになることではなくて、去ることです。
脳ミソの爆発などを避ける為には、テレポーテーションで遠く去れれば一番いいです。
例えば、昼寝をしている、「ニャー公」(うちの飼い猫)の中に、そっと忍び込むのは、たまらないアイデアです。
そういえば、今日(5月13日)は、夏日と黄砂という、あまりない取り合わせで、心身ともに遅れ気味です。
仕事全体でいうと、間に合っているのか、遅れているのか、よくわかりません。午前中に遅れを嘆いて、午後にこれでよかったのかな、などという風です。
確実なこともあります。野菜たちの生育が、1週間から10日くらい遅い(暦の上では)ということです。
さて、畑に、梅の木が2本あるのですが、毎年、開花が少しだけ、ずれるのです。
今年は、1本目がすっかり終わってしまってから、やっと2本目がぼちぼちという感じで。
結果は歴然としました。つまり1本目は実を結ばず、2本目は鈴なりです。
年に一発勝負の生き物たちは、思案が大変です。
翻って、空模様も前述のように、今何をしようかと、迷っているようにも、場当たり的にも思えてきます。
5月になっても、天地定まらない状態は続いています。(以上 晃)
◆ 町への要望書 提出
遅れてはおりますが、今、野の扉の畑では、1年で一番たくさんの種類の野菜が育っていて、百菜繚乱。私たちは、それらの野菜たちのご機嫌をうかがうので大忙しですが、同じような近隣の生産者15名の連名で、去る17日、「町内の土壌及び農産物への放射能汚染実態調査を早急に行なっていただきたい」という要望書を寄居町町長に、陳情書を町議会議長に宛てて、提出しました。
前回の号外でお伝えしましたが、4月下旬の埼玉県での放射性物質のモニタリング調査で、牧草から暫定許容値を上回る放射性物質が検出されましたし、先週は、神奈川県の生茶で、野菜の暫定基準値を超える放射性物質が検出されたというニュースもあり、野菜たちの源である、畑への汚染の状態が心配されます。農水省が、個々の野菜が土壌から放射性物質を吸い上げる比率(移行係数)を近々発表するらしいので、色々な数字が明らかになりましたら、皆様にお伝えしたいと思っています。
大震災と原発事故で、大きな痛手を負った方々へ直接かける言葉はありませんが、私たちは、この場所で何とか前を向いて、先々に備えて、できることをしていきたいと思っています。
(5月18日 泰子~写真は、15年ぶりくらいで、もしかしたら収穫に至るかもしれない、「ソラマメ」のサヤです)