■秋を楽しむ、とっておきの秘けつ
毎年、数日から一週間のずれはありますが、9月10日あたりから9月いっぱい、仕事は大山のように押し寄せてきます。あまり真面目に向き合っていると、私の場合打ち倒されてしまうので、色々作戦を講じます。どの作戦も、ズルくて卑劣な手を使うので、皆にはとうてい勧められません。しかし相手は、私達よりとんでもなく大きなものですから、私としては良心がとがめることもありません。
<その1> 自分が疲れた頃を見計らって、倒れたふりをする。
~効用~ 倒れたふりをしている間、私は確実に休んでいます。大山の仕事の方は油断するので、スキをついて徹底的にたたきのめします。ヨロヨロと立ち上がり、いきなり飛びかかるような感じです。ここぞという仕事を一気にやっつけることができ、相手に与える打撃は、たぶん大きいです。
<その2> お天気を味方につけ、サボる口実を見つける。
~効用~ お天気次第で、その年はどうしてもうまくできない野菜があります。そんな野菜を嗅ぎわけ、作付けずして負けないことができます。相手が用意した戦いを無視することで、私達は確実に楽チンできます。他方、相手は拍子抜けしたあと、いきり立ち、吠えまくります?が、後々、あれは何だったのか?と、虚脱することでしょう。
さて、皆様お気付きのように、大山の仕事を押っつけているのは、私自身でした。作戦は色々あっても、ともかく何より、決着をつけるのは、お天道様です。(晃)
■東方より、三美人来たる
写真は、里芋の葉っぱを持った、帰省中の娘とその友人2人です。
Tちゃんは、娘と同じ文化人類学専攻で、宮城県のスローフード(その地方独自の野菜の固定種や、失われつつある伝統的な食文化や技)を守る活動を研究課題にしています。
Iちゃんは農学部。数日前には、仙台で、「食べ物を作る人といただく人が、ともに支え合って暮らす地域を創っていきたい。放射能汚染を避けられないからこそ、顔を合わせて心合わせて一緒に知恵を出し勇気を出す場にしたい」と行われた、宮城県内の有機農家を迎えてのイベントに参加したそうです。
例によって、晃が畑を案内して、落花生や里芋、さつま芋を掘ったり、防虫ネットに土寄せしたり、鶏の世話をしたりと、百姓暮らしの一端を体験してもらいました。(9月19日 泰子)
<料理メモ> ~オクラのわさび醤油漬~
オクラを茹でて冷水にとり水気をきる。出し汁、練りわさびを溶いた醤油、酒少々を合わせて、オクラを浸し、冷蔵庫で半日馴染ませる。(有機農産物の流通などをしている「NPO法人ポラン広場東京」のSさんの、【有機野菜80文字レシピ】より)
・・・柔らかめに茹でた方がいいみたいです。だし汁がなければ、昆布を一緒につけ込む手もあり