◆泥の海へ
畑に向かう道すがら、水溜りやら、泥水の流れやら、少しすさんだ風景の中に、車輪が沈みこみ傾いたまま置き去りにされた車がみえました。それも三台です。この季節めったにない記録的大雨に判断を狂わされたのでしょう。
『ぬかるなよ。』と自身にも言い聞かせ、こんな時は畑の中道などに車を乗り入れたりせずに、一輪車に頼って野菜を運びます。
もちろん人間はぬかります。長靴をはいた足は自由にならないので、四つんばいで大根を収穫しました。
そういえば今年はカタツムリが異様に多いです。
レタスやら、キャベツやら、外葉をよく食べています。こんな年もあるのだと感心したりしています。
難破車両といっしょに忘れえぬ光景となりそうです。(晃)
◆特別なGW
皆様も、雨にたたられた今年のゴールデンウィークだったと思います。5月に入って、寄居町では降雨量合計で200ミリ以上、一日でも100ミリを越え、台風以外ではありえない大雨でした。本当なら、畑仕事を、素足で駆けぬけるようにこなさなければならない時期なのに、雨の合い間に、長靴を難破させないようほんの少しずつ進めただけ。
でも、「山笑う」春が短くて、もう大爆笑の木々や、あっという間に穂を出した小麦の緑は、文句なく美しく、たまった仕事を片付けていく元気をくれます。うん、原発も全部止まっているし・・・
◆ケモノのその後
前号を書いた翌日、アライグマが、箱ワナに入りました。空腹に目がくらみ、勘が鈍ったのでしょうか。しかしながら、その後も、ケモノの気配が続いています。昨日は、近くの車道で、ハクビシン(アライグマに似ているけど、鼻筋が白い)がひかれているのを見ました。近辺で、3匹減ったけれど、もうすぐ生後2か月のヒナがやってくるので、油断は禁物、守りを固めています。
・・・今回は、ゴールデンウィーク特別号?で、カラー印刷にしてみました。切り絵は、出荷を手伝ってくれている「ちゆさん」の娘さん(陸上部で頑張る中学3年生)が作ったもの。下絵なしで切り抜いたそうです。写真は、連休に帰省してちょっと手伝ったうちの娘。ニラをきれいにしているところです。(5月7日 泰子)