「ニセの」入梅のあと、30度を越える日が続き、ぐったりする人間を尻目にぐんぐん育つ野菜を特集(?)します。写真はクリックすると拡大します。
これは、3月下旬蒔き、マルチパオパオ定植の「マンズナル」という平さやインゲンです。エンドウのあとに取れるはずだったのに、ずい分遅れました。
25m一列で、モグラのせいで欠株もあるのに、21日には、4キロもとれてしまいました。向かいに2週間遅れで蒔いて植えた、どじょうの「いちず菜豆」もすぐ続いてとれてきていますし、その次の直まきのなんとか「虎豆」と「いちず」も、せいせいとツルをのばしています。
うちの場合、かぜだよりさんの名句「インゲンのトンネルくぐれば、お昼過ぎ」まではいきませんが、それでも収穫時は、朝飯前とはいかず、焦ります。
当然、夏の葉物も、ぐぐっと伸びて、今週から、エンサイとツルムラサキは出荷始めました。
小松菜が、白カビ病(?)で不調だったので、すべり込みセーフという感じです。小松菜、「つまもの」は、もう一つあります、これは取り上げられそうです。
昔、0.6ミリのネットがないときは、この辺で「フダンソウ」や「オカヒジキ」「オカノリ」などやっていましたが、普通の菜っ葉が長く取れるようになったのでもう作らなくなりました。夏の葉物を保温資材をかけて、前進栽培していたこともありますが、かけた手間ほど効果は上がらず、これもよしています。
今年はじめて、サカタのツルムラサキをちょっと使いました。昔はタキイのにも紫色の葉っぱになる種が混ざっていたのですが、緑ばっかりになって久しいので、紫色に惹かれて、です。
案の定、本当に細い「ツル」です。食すると、タキイのに比べて、繊細というか上品というか、目方は出ないけど、いいんではないかと思いました。
これは、4,5日前の、ミニカボチャ、サカタの「栗坊」
親ツルと子ツル2本の3本仕立てで、40株あまり。130本×4個で、500個、と、取らぬカボチャの皮算用。
8節くらいまでは、摘果して、天井までは、孫ツルの整枝をしたつもり。
これは、サカタの「メルヘン」
子ツル2本仕立て、80株で160本。何個とれるかな。
もう、8メートルほど離れた向かい側の株の根元まで、ツルが伸びてきています。摘芯摘果して、2回整枝に入って、孫ツルを整理してあります。
サカタの「雪化粧」が2列と、自然農法センターの「ケイセヴン」(はじめて)が1列。
4月下旬蒔き、5月中旬定植で、25m×10mほどが、うまっています。親ツルと子ツル2本の3本仕立て。まだ、一回しか整枝していないので、梅雨の晴れ間に入らないと、「おれは、子ツルだ」と言い張る孫ツルなんかがいっぱい出て、ぐちゃぐちゃになってしまうでしょう。
最初のナスは、キュウリ支柱が大げさなくらい、町中で一番貧相なありさまです。アブラムシがべっとりになって、黄色くなった株が多いです。でも、夫に言わせると、「風邪をひいたようなもの」だそうで、持ち直す可能性あり。
2番目のは、手前が、自然農法センターの「信越水ナス」。奥が、タキイの「長者」、隣が同じくタキイの「小五郎」2番手です。
30度越えが嫌いな、トマト、昨日の32度の暑さで、早々に「立ち枯れ」が一本出てしまいました。人間の方だって、30度に慣れてきたというのに。梅雨明けにハウスの屋根にかけようと購入してあった、遮熱資材をあわててかけました。かけたら、今日は梅雨らしい天気になりました。
うちも今年はマンズナル菜豆を栽培してます。4月下旬播種で5月6日露地定植ですが10日ほど前からバカ採れしてます。ぼちぼち次の定植用に第二陣を播種しようかと思ってるくらいです。
やっぱ同じ埼玉でも結構気温差があるのですね~。
今年はトウモロコシや枝豆以外の夏野菜は思いっきり遅く播種・定植しています。早出ししようとしても、トンネルやハウス育苗の労力などを考えても暖かくなって成育に勢いが出た頃の栽培と較べても2週間も初収穫は違いがないからです。
やっぱ夏野菜は連休後の定植のほうが楽だし成育もいいなぁ~と思う今日この頃です。
投稿情報: ぶな | 2007/06/26 00:00
ぶなさん、コメントありがとうございます。
先日、知人のブログで、
「出芽から開花期までと、開花から成熟期までに分けると、播種の遅れに伴う短縮率は前者がはるかに大きい」という一節を読み、気になっていたのですが、うまく書けませんが、いろいろな野菜でそういうものなのかな、と。
http://sanissi.exblog.jp/d2007-06-21
インゲンは、開花から収穫までが短いから、「短縮度」高い野菜だといえるのでは。
ただ、当方は野菜セットの成立、というのが第一目標なので、5日でも1週間でも早く取れると助かる場合が多々あり、無理をすることは避けられません。また、作業の分散、ということも考えねばなりません。仲間内で「ばかどれ」が重なると、共同出荷の方でも、物がさばけなくて、泣く泣く廃棄に至ることもありますし。
もちろん、年を重ねて「無駄な抵抗」と「無駄ではないかもしれない抵抗」の見分け方を身に着けていかねばなりませんが。
でも、今年のような、ちぐはぐな天候ですと、そんなこれまでの見分け方も通用しないところがあります。
投稿情報: とびら | 2007/06/26 05:24