ｎｅｗ「菜園・野の扉ワンダーランド」

寒さが鍛えるアートなグリーン

下の写真、先週の水曜日に降った雪の上で、撮りました。その後昨日まで、４日間も風が強く吹き続けました。最大瞬間風速１８ｍも出てました。そして、冷え込みまして、昨日の朝は零下６度くらいだったかと思われます。でも、「正月寒波」の方が寒かったような。

今年の冬が、寒いのか、寒くないのか、という論議がありますが（どこで？）、うちでは、寒くない、普通の冬だ、ということで落ち着いています。暖かい秋から急に冬になったので、今年は寒い、という気がしたかもしれませんが。野菜たちも、そんなにこごえていないようです。たとえば人参の肩とか、ひび割れてもきていませんし。

緑色のが、その名も「アートグリーン」、サカタです。
http://www.sakataseed-netshop.jp/html/item/000/001/item45875.html

題名にあるように、寒くないときは、このチリチリが発現せず、春蒔きだと、なあんだ、かき菜じゃん、という感じでした。それで、９月２０日頃、大株にしたい「ちょうほう」「みそめ」（タキイ）などと同じ頃に直まきしました。夫の頭の中では、このようになるのが思い描かれていたようです。

紫色のが、同時に蒔いた、「レッドロシアン・ケール」、たねの森です。

きれいなんですが、それを生かした食し方がよくわかりません。加熱すると、ケールの色はやや失われますし、ちりちりも。

食材をお届けしている下北沢の居酒屋さんは、ピクルスっぽくした、とおっしゃっていましたが。

「菜園たより」１月４週号アップ

１月４週号 の見出しは、「寒さのそこで　/　カウントダウンって？　その１」です。

穀物・飼料の高騰、という昨年来の状況を、私たちなりに、考えてみました。
連日、日本農業新聞には関連する記事が掲載されているようです。（うちは３日に１回くらいサービスで入るのを読むだけなのですが）
また、同じ農業者として、ガバレ農場さんの記事とか、風来山人さんのブログの「食料自給を考える」の連載を、興味深く読んでいます。

さし絵は、久しぶりに照手です。
里芋なので、さっきちょっと、大変食害を受けているコガネムシの幼虫について、調べましたが、（たとえばこれ）対策はなさそうです。落花生も大変やられるので、どうにかしたいのですが。

味噌週間～暖をとる

今年も味噌週間がやってきました。
去年の記事は、こちら。
http://nonotobira.typepad.jp/blog/2007/01/post_ae5a.html

今年も同様に、８升を２回仕込みます。糀は、多めに作ってどぶろくを少々仕込みたいと思っていますが。農協（本当は町のもの）から借りている糀の発酵機は、同じく２回分作る隣のＫ農園さんとの間を行ったりきたりして、１０日ほど貸しきり状態になります。あと、Ｍ農場さんのところも使うと聞いたので、新規就農の仲間うちで共有しているようなものです。
この辺でも、糀から味噌を手作りする家が減っているのでしょう。自給用の大豆の作付け自体ほとんど見かけませんし、高齢化もあるでしょう。農協で共同で仕込む方には、ひとが集まっているのでしょうか。

上の写真は、今年の工夫。大きな味噌なべがないので、豆を釜とセイロで蒸すのですが、吹きこぼれを少しでも減らすために、竹の筒を入れてみました。

後の方の写真は、かまどの残り炭を再利用しているところ。普段は火の気のないところなので、ちょっとした「暖」がうれしいです。昨年春に引っ越したので、「新居」での冬ははじめて。北側ががらりと広く麦畑で冷たい風がもろに吹き付ける家なので、前住者は、風呂に入るときなど「生命の危険」をも感じたそうです。旧宅はサッシがゆがんですき間があるような「ボロ家」でしたが、北側にに母屋とくね（高い生垣）があったからか、冷え込み方が少し軽減されていた気がします。

灯油がもっともっと高くなったら、人様の山で拾わせてもらった柴をくべて、老いた二人で肩寄せあって冬をやり過ごすようになるかな・・・

切干し大根

昔のブログにもあるように、
http://nonotobira.blog.drecom.jp/daily/200502/08
切干しにすると、大体、生の大根の５％くらいにしかなりません。
３，４日、天候を気にしながら、低い冬の日ざしをせいいっぱい受けるように網の角度を変えたりして、干しあげますので、まったく「非効率」「非経済」的であります。
でも、出荷からはじいた大根がたまっていくと、あるいは畑に取り残された大根を始末するとき、つい、その気になってしまうのです。

最初に、ダイオネットと、サンサンネットと、パオパオで比較したところ、予想通りダイオネットが一番乾きやすかったです。

下の写真のが、ずい分昔に、寄居町中心街（！）の金物屋で購入した切干し用のスライサーです。２，３千円したような記憶があります。

今年は、出来上がったものを、炒り落花生用にまとめて購入した袋に入れて、熱シーラーで密閉しようと思っています。ただのビニール袋に入れてバックシーラーで止めただけだと、気が付くと傷んでいた、ということがありましたので。できれば、フルセットの方の野菜の足りないときのピンチヒッターに、と思っています。

年賀

元旦の最低気温、鳩ヶ谷がマイナス５．９度、寄居と熊谷がマイナス２度ほどでしたので、この辺はマイナス４～５度だったでしょうか。この冬一番の冷え込みでした。

夫が暮れに描いた、年賀状用の絵です。
元旦の昨日は、春蒔きの種選び（こんなに遅れた年もない）と、会計事務（これも、こんなに遅れた年もない）を進め、夜になってようやく年賀状書きに着手しました。少ないんですが、まだ終わっていません。

ここ数年、若い友人から、ヤフーグリーティングというのを利用した年賀状をいただきます。夫の絵を待っているとどうしてもぎりぎりになってしまうので、これでとりあえずご挨拶する、というのも「手」だと思うのですが、いただいてから思い出すので、果たせません。

去年は、自宅の引越しという大事業と、息子の就職という事件（？）がありました。

今年は、先々を見通した営農環境の整備という課題を、相変わらずの「はいつくばり」の日常の中ですすめていかなくてはいきません。

ブログの更新はなかなか出来ないと思いますが、今後ともよろしくお願いします。