ｎｅｗ「菜園・野の扉ワンダーランド」

｢菜園たより」年末号アップ

ホームページへのアップ、年末に間に合いました。こちらです。

本文中にある、息子のパンの写真、このブログの左サイドバーの最後に、ひっそりとアルバムを作って入れておりました。撮った写真をそのままぽいぽい入れると、こんなアルバムになる、という仕掛けがあることに、いまさら気がついたわけで。コメントなどは、ほとんど入っておりませんが、今後、充実させたいと思っています。

★２０１０年１月２日追記です。

昨年末に、寄居町役場の生活環境課より、年末年始は、アライグマ捕獲の檻を仕掛けないでくださいね（その期間は、捕獲されても、薬殺処理できませんので）、というお便りと一緒に、以下のデータが郵送されてきました。

寄居町で、１００頭以上の捕獲でした。やはり、すでに何百頭も生息している様子。

２枚目の画像は不鮮明ですが、うちの畑のメインは、捕獲数トップの西古里にあります。うちでは、去年は１匹も獲れませんでしたが。（おととしは２匹獲れました。）

前の前の記事に、隣町のちえみさんがコメントを書き込んでくださったので、お返事代わりに追記しました。

イノシシ、も、ずんずんと近づいているようで。うちの地主さんは「鉄砲ぶち」（と、猟友会の人のことを、この辺では言います）でして、１２月には、いろいろな「ケモノ」のご相伴に預かりましたが、やはり隣接する嵐山町で、１３０キロくらいあるイノシシを獲ったのも、いただきました。

「ジビエ｣というらしく、去年は、鹿、クマ、イノシシ、いただきました。ウサギは、こちらのお店で、食することができたようです。

食わないと、減らないです。でも、さばくのは大変だし、もともと猟をすること自体、大変な費用がかかること。

ちなみに、アライグマは、まずくて、食べられないそうです。捕まえて、獣医さんに始末してもらうしかありません。

 

きこり

さて、年末商戦（？）たけなわ、であります。

もう１０日ほどたちますが、自宅の横の畑を「かえす」にあたって、境に生えている木を切った時の記念写真を載せます。

年輪を数えると、１５，６年。「むくい」という雑木だと、夫は言っていましたが。鳥の糞から芽生えて、前住者が知らないうちに、ぐんぐん大きくなっていました。引っ越してきた際に、屋根より上は、夫と息子で切り落としたのですが、今回、根元からばっさり。

小さなチェンソーなので、夫は大変苦労していました。主に、枝の整理をのこぎりでやっていた息子が、「かわいそうだねえ｣と言ったのには驚きました。もう、私にはそういう感性がありません。

倒したあとは、翼君のチェンソー研修に役立ってもらい、とりあえず家の入り口にオブジェとして移動しました。

凍てつく朝は、このような、「きこり」とか、「植木屋さん」とか、「火燃やし」をやって、体を温めます。

｢菜園たより」１２月３週号アップ

１２月３週号の見出しは、

「憧れのタクアン　/　裏切りのカボチャ　/　料理メモ～大根の皮を使って」です。

レイアウトが少々変ですが、ホームページの方には、４枚写真を載せてあります。

「昔から田舎のおばあちゃんみたいになりたいと思っている」研修生の翼君ですので、漬物作業にはどんどん参加してもらっています。

こんなのも、

赤カブ漬けです。背中は、息子です。

今日も、皆で高菜漬けの高菜（いつもの｢赤大葉高菜」）を収穫して、私が昼前に洗って干していたら、昼休みに取り残した高菜を自分用に漬けたいと、取りに行ってます。ぬか漬けもやっているし、白菜も再々漬けているようです。

さて、カボチャ、ですが、裏切ったのは、タキイ種苗の「ユキノ」です。在庫１００個以上抱え、困り果てております。タキイの２０１０年のカタログでは、｢夢味（旧名ユキノ）」として、いまだに、　「栗のような食感に加え、甘みもあり食味に優れる。極粉質で日持ち性があり、冬至カボチャに最適。」と同じうたい文句で販売しております。

ご用心ください。もし、今年｢ユキノ」を作って、この文句どおりにできた方いらしたら、教えてください。よろしくお願いいたします。

｢有機」バッシング？

数日前、朝日新聞の朝刊1面の記事案内の中ほどに、｢有機農法なのに農薬被害」とありました。

非常に目立つ位置です。記事は、現在ここで読めますが、リンク切れも予想して、最後に★コピーを載せました。

除草剤が残留した輸入牧草を飼料とした牛の牛ふんを用いた堆肥によって、生育障害が起こった、という内容なのですが、

①生育障害が見られた現場は、「有機農業」を行なっていたところなのか。｢有機農法」ではなく、｢有機肥料を使った農法」ではないのか。

②なぜ、３年も前のことが今、こんなに大きくとり上げられるのか。

という点が、この記事を引用しているブログなど（ここに一覧）でも、ぜんぜん触れられていないのが、気になりました。

ためしに、記事中にある、「畜産草地研究所」をチェックしてみましたが、関連する項目は見つけられませんでした。

今回関連記事を検索していたら、こういうブログの記事もありまして、何かいやな気分になりました。以前｢未来の食卓」という映画についての記事で、「オーガニック＝安全、安心、おいしい、エコ」みたいな表層的な扱い方への違和感を書きましたが、これは、逆方向の、バッシングですね。朝日の記事も、中立的な装いながら、バッシングに加担しているような気がしました。

で、なぜバッシング、と感じるかにつきましては、日本農業新聞の先月の記事を読んでいたからで。有機農業推進法を受けて、去年から始まっている、総合支援事業のモデル事業部分（約３億円）が、｢仕分け」られちゃったんですね。その後、２回、やはり、日本農業新聞の1面に、関連記事が出ました。ほかの、主要新聞には、ほとんど出てないのに。

それで、グーグルのブログ検索で「有機農業推進法」を引いたら、とても詳しい記事に出会いました。

その名も、

｢オーガニック・ブログ～サスティナブルなオーガニックの明日を考える」

というのですが、この記事は、一読の価値あります。著者はIFORM（正式名称は今出てきませんが、国際的な有機農業運動の団体）の日本理事のようです。そのような立場から、｢仕分け」を批判しているわけです。

あと、小田原の実際のモデル事業に関わっている方のブログ記事も見つけました。

｢地場・旬・自給」

のこの記事です。

自分の足は、どこに立っていて、どこに向かいたいのか、考えなくてはなりません。

が、毎日の仕事に追われて、このようなことを考える余裕はなく、今回の記事は、ただただ、得られた情報の羅列になっています。すみません。

★ニュース・クリップ

asahi.com（朝日新聞社）：有機農法なのに農薬被害　除草剤、輸入牧草通じ牛堆肥に - サイエンス

　国内では使われていない除草剤が輸入牧草を通じて国内の牛の体内に入り、その牛のふんや尿から作った堆肥（たいひ）を使ったトマトやキクが生育障害を起こしていたことを、畜産草地研究所などの研究グループが突き止めた。有機農法や資源利用型農業として利用促進されている堆肥で想定外の汚染が起こる可能性が示された。 　グループによると、長野県や愛知県などのトマトやミニトマト、キクの生産農家の一部で２００５年ごろから、牛の堆肥を使うと葉がちぢれたり、実が細長くなったりする生育障害が起きることが問題になった。 　当初は原因不明だったが、堆肥から日本では使われていない植物ホルモン系の除草剤のクロピラリドが検出され、これで栽培実験すると同様の障害が起きた。また、北米などからの輸入牧草からも微量に検出された。牧草は、干し草が束ねられ輸入される。 　クロピラリドは、人間を含め哺乳（ほにゅう）類には無害で欧米などでは使われているが、残留期間が長く、日本では認可されていない。 　農林水産省は因果関係が疑われた０６年、都道府県に牛の堆肥の大量使用で生育障害の恐れがあることを通知。その後、クロピラリドが含まれる可能性がある堆肥の判定法などの対策マニュアルを作り、畜産草地研究所を通じて今年公開した。 　農水省によると、クロピラリドの被害と思われる例は、０６年に５県で９件報告されたが、それ以降は確認されていないという。（本多昭彦）

via www.asahi.com

速報～天変地異

これから年末に出荷する、大事な｢竜神三浦２号」(サカタ）のウネに、｢魔物の爪あと（？）」。｢泰子さんならすっぽり入っちゃうくらいの穴」と翼君がいっておりましたが。

当記事の写真は、すべて昨日の午前中に撮影。その前日４日(金）の夜７時過ぎに、連絡が入ったときから、この２枚目の写真の状態。その夜、夫は１０時過ぎまで現場に。一緒に行った息子は、どっかから降ってきたようだった、と。

手前にうちの畑に沿って細い公道があり、上の写真右側のはそれに直交する畑の中道。真っ暗な中、左手の方にある人家の配達を済ませた運送会社の２トントラックが、そのまま直進してなぜかこの中道に突入、向こうにガードレールの見える県道に続いていると思ったのかもしれませんが、中道はもっと細くなって行き止まりだし、右手の先は田んぼに向けて崖になっているんです。ちょっと崖崩していました。落っこちていたら、人身事故まちがいなし。

あわててバックして、

 

この状態で、にっちもさっちも。この畑の地主さんの、４０馬力くらいのピカピカのトラクターが救援に来てくれて、引っ張ったり持ち上げたりしたけど、後輪が動かず。その後、JAFみたいな救援のプロもきたけど、中道に入れなくて、この夜は解散。

で、翌日、ユンボが来て、上手に前から引っ張り出して、中道に戻し、ようやく畑に沿った公道に出てきたところが、したの写真。

最初の写真は、トラックの後輪の掘った穴でした。

いつもいろいろと、｢悪いこと」を予想して、そのイメージにおびえることで、その｢悪いこと」は実現しないことが多い、と思っている私ですが、やはり、いつも災難は｢降って湧いてくる」んだと、今回もしみじみ思いました。

この日、運送会社の上役の人が、菓子折りとともに、後は保険会社が査定します、との言葉を残して帰っていきました。どういう査定になるのかしら・・・

「菜園たより」１２月１週号アップ

12月1週号の見出しは、

「大根の干せない冬　/　年末年始のお知らせ　/　炒り落花生はいかがですか？」です。

下書きを書いたのは、11月２９日(日）で、ずうっと曇りや雨の週間予報だったのですが、月曜日になって予報が変わり、急きょ大根を抜き干すことに。でも、昨日は1日雨、明日も雨予報。まったく「しけた」冬です。収穫期の野菜にもあれこれ支障が出ています。

紙版の「たより」は、写真もさし絵も入りませんでしたが、WEB版には、６年前の娘(中学1年）のさし絵と、袋入り落花生の写真を載せました。

炒り落花生の袋詰め過程は、

http://nonotobira.hp.infoseek.co.jp/hatake2004-12.html

の12月4日の項に写真があります。ひさびさに、ホームサイトの昔のページを見て、よくこんなにまめに写真撮っていたなあ、と我ながら感心、というかあきれました。｢伝えたい」という気持ちの強さ、でしょうが。

今年は、研修生の翼君と息子にも袋詰めをやってもらいました。息子の件については、いずれ「たより」にて正式発表（？）があると思います。