近所のGさんに、今取るキュウリは何がいいんでしょ、と聞かれました。
うちは、ずっと、3月~5月蒔きは、サカタの「黒サンゴ」(写真の左側)→盛夏期どりは「夏サンゴ」(右側)→終わりの方はまた「黒サンゴ」という感じでやってきました。間で、他の品種で「遊んだり」しますが。今年は、キューちゃん漬け(→去年の記事)にするほど、どかっと余ることがなかったです。よかったのか、悪かったのか。
終わりの方は、地這いにしたり、しなかったり。手入れも今ひとつ力が入りません。
今年は、「夏サンゴ」を少々蒔き遅れたので、ずれ込んで、今頃バトンタッチしています。初物の、「デブ」の黒サンゴを収穫時にかじったら、梨、みたいにおいしかった、というのは、ひいきのしすぎでしょうか。
夏サンゴも、実が長い分、曲がりや尻ぶとりが目立つ、ということはありますが、いい時期のA品は、その美しさにほれぼれするものになります。昔は、JAの直売所で、一世を風靡した(?)ものです。
もう終わりかけの夏サンゴは、真夏に水やりできるようにハウスの近くに植えて、次の黒サンゴともども、台風の被害を少しはかわせるように、ハウスのかげにしました。その前も、いっぺんに植えると、台風による打撃が大きくなるので、一列分ずつずらして種まきして、キュウリ支柱とネットは一度にしてました。
こうして、台風対策をしてやると、台風は来ない…ようです。
夏の終わりから秋口は、キュウリが大好きなトゲトゲした芋虫が、たくさん取り付くし、実の成長は遅いし、遅くまで取ろうとハウスの中で作ってもあんまり取れないし、で、過剰な期待はしない、という付き合い方になっています。
いいのが採れてますねー。今年は僕は8月以降のきゅうりがさっぱりです。今も7末播種の口がチラホラ採れている程度。
投稿情報: ひさまつ | 2006/09/22 20:57
いいのが取れたので、写真に撮ったんですよ。フォトジェニックなのを前に並べて。
週3回20件前後のお客さんに、豊富にいきわたるように、9月も取る、というのは難しいです。お店もこの時期はほしがりますが、なかなか出荷するほどは。
手間のわりに稼げませんし、台風で一発アウトだし、秋冬物に力を入れた方が、得策でしょう。
でも、他の野菜も少ないので、特にフルセットには、不可欠。
どっちにしても、あんまり、参考にしていただける話題ではなかったですね。
投稿情報: とびら | 2006/09/23 05:33
こんにちは。
キュウリの種は高いですね。1袋20粒程度です。
農協の「ときわかぜみどり」、70粒入っていますので、これも毎年使っています。「地這い」も安いですし。
今年は、トマトの支柱を四方からしっかり補強して台風に備えたら、来なかった! なんか、損したような・・・。
投稿情報: とりのさとZ | 2006/09/23 05:52
とりのさとさん、こんにちは。
昔、研修時代に、一回分(100~200?粒)、水やりのし過ぎでダメにしたことがあります。当時もキュウリの種は高価だ、とは認識してましたので、実に心苦しかったです。何とか節成、という品種でしたか。
今、サカタのカタログで確認したら、
「黒サンゴ」「夏サンゴ」ともに、小袋(約30粒)が525円。20ml(約330粒)が4,147円でした。
うちでは、20mlで購入して、余ったら冷蔵庫保管して次年度も使用、ということでやってます。
それでも、一粒12円ですね。高いです。
農協の1.5倍くらいでしょうか。
おいしさの基準はそれぞれでしょうが、うちのお客さんには、このイボイボキュウリが、定着しているので、普通のものに変えるつもりはないんですね。
種代は、安いに越したことはないんですが。
投稿情報: とびら | 2006/09/23 13:34
胡瓜は、おいしさと省力という点で、数年前から地這だけになっています。
夏野菜は、真夏が大変なので、楽しないと体が持たないので、省力優先です。
10年ほど前でしたか、種屋さんから1dl入りの地這胡瓜の種の古種をもらったことがありました。
古種なのに何年でも発芽率はほとんど変わりませんでした。
つい2年ほど前までその種を使っていました。
どっとたくさん種を買って何年ももたせる、というのもコストダウンにつながりますが、野菜の品目にもよりますね。
投稿情報: te-te | 2006/09/27 08:33
te-teさん、
地這は、作付け時は省力(うちは敷きわらを多分するので、これはこれで手間です)、でしょうが、収穫は(私だと)手間取るような気がします。
また、たくさん取れるときは、外に出荷するので、「見栄え」はけっこう大事なのです。
「地這が、おいしい」というのは、ブルームレス台木のキュウリに対して、の評価なのではないでしょうか。
スーヨー系は、漬物用といわれるように、その評価は分かれるとは思うのですが、うちではおいしいと思って作っています。
1DLのキュウリの種、というのは、うちレベルの営農では、すごい量です。それを何年もちゃんと保管して使いきったte-teさんもすごいです。
うちでは、シーズン中は、開封した袋で、家の中の引き出しに入れっぱなしなので、そこまで持たせる自信はないです。その年の種でないと、半日から一日くらい、発芽が遅い気がします。
投稿情報: とびら | 2006/09/28 13:35
四葉、僕個人は好きですが、買われる方は好みがありますね。
お店に出す時は、もちろん見栄えの良いものを出すようにします。
ひなびた地這の味は飽きられないですね。
今は、玉葱用の冷蔵庫に、種をダンボールに入れて貯蔵しています。
昔は、廃品となった冷蔵庫を一台、種用に当てていました。
温度も大事ですが、湿度も大事なので、使う瞬間だけ冷蔵庫から出して、すぐにしまうようにしています。
種のコストダウンのために、良い種をよい状態で万遍なく使う、という方針ですが、いただいた種など、使わないでしまったままのもたくさんありますね。
投稿情報: te-te | 2006/09/28 23:51
「使う瞬間だけ冷蔵庫から出して、すぐにしまう」
がポイントですね。
汗かいちゃいますよね、夏場とか。むずかしいですが、高価、なおかつ持たせたいものは、そのように気をつけたいと思います。
投稿情報: とびら | 2006/09/30 05:22