先週末からぐぐっと冷えてきました。土曜17日の朝に、うちの畑では、初霜初氷を観測。冬になると参考にする(寄居町の測定最低気温はここよりずっと高い)、鳩山町の最低気温が、日曜から零下になっています。
さて、毎年のことながら、うちの玉ねぎ苗はしょぼい。でも、待っていてもそんなに大きくならないし、寒くなる前に植えなければ、活着も悪い、ということで、先週から植え始めています。
向こう2ベットは、早生のタキイの「チャージⅡ」。マルチして、パオパオトンネルです。小さめの苗を植えた1本は、時期を見て穴あきトンネルをかけて、早どりを期待。とりわけ小さい苗を4,5センチの間隔で植えて、これは、「チビ玉」ねらい。「茂ル木」の茂木さんによると、市販のミニ玉ねぎ(ペコロスというのかな)は、おいしくないそうで、普通の玉ねぎの大きくならなかったものがおいしい、とのこと。これは、うちは得意です。
次の2ベットは、中生の「アトン」。今年は、トウ立ちが多かったですが、この苗なら、そんな心配はないでしょう。小さめの方はマルチに植えましたがあんまり頼りなげなので、活着までパオパオをしてあげます。
この辺りは、大雨が降ると土が流されるところなので、みんな高ウネにしました。マルチャーなどないので、管理機で土を上げてレーキでならす、という原始的な方法です。「マルチ2年生」(玉ねぎをマルチで栽培するのはこれが2回目)なので、高ウネにした際の強風の影響がよくわかっていません。特に風当たりの強い畑なので、パイプ置くくらいではやばいかもしれません。フラワーネットで押さえようかとも思いましたが、面倒なのでパイプたっぷりと時期を見ての管理機での土上げでこらえてもらうつもりです。
あと、晩生の「ネオアース」が残っています。急激に気温が下がってきていますので、早く植えてきってやりたいのですが。これも半分、小さめの苗はマルチにしようと思っています。
今年は、「玉ねぎ植え名人」のK農園のHさんに、植え方を実習させてもらいました(晃と朋子さんが)。左手に苗を持って、右手だけでひょいひょいと植えていくのです。両手を使って拝むように植えていた我々との差は大きいです。立派な白い部分が多い苗で、根っこはびしびし短く引きちぎっていたそうです。
晃が、研修生のとき、傷んだ玉ねぎの皮むきをやりすぎて「玉ねぎなんかいらない」といってのが聞こえたからか、うちは、玉ねぎは得意ではありません。セットに穴を開けないように、というのが精一杯です。今年は、一緒に玉ねぎを植えていた朋子さんのアドヴァイスで、「あれは冗談だったんだよ、ごめんなさい」と言いながら植えたので、少し機嫌を直してくれるでしょうか。
冗談はさておき、苗の大きさや処理の仕方、植え付けの時期、畑の土質、マルチの有無、気温差などの違い。玉ねぎ自体の位置づけが、セットの一品なのか、主力商品なのか、セット+卸なのか、などの違い。そういうのを踏まえたうえで、苗作り(露地苗からセル苗、チェーンポット)や栽培法についての仲間や知人たちの色々な工夫を横目で見つつ、うちなりのベストを見つけたいと思っています。
たかが玉葱されど玉葱奥深いです。Hさんは田植えのようにドンドンです。私の10倍ぐらいのスピードで目にも留まらない速さです。
投稿情報: とんぼ | 2007/11/20 18:10
うちも、ようやく半分植え付け終わりました。
今回は、株間を10~10.5cmだったところを12cmに広めて、面積を増やしています。
玉葱の種の量は増やしたくないので。
その人なりのベストがいいですね。
投稿情報: te-te | 2007/11/21 06:51
Hさん、昨日聞いたら、まだ植え終わっていないそうです。お互い、「虫見」に手間取ったツケが、尾を引いているようです。手間だけでなく、白菜を中心に、被害も尾を引いていますが。
うちの朋子さん、すでに、「片手植え」をマスター、今日も「チビチビ」を一緒に植えました。
te-teさん、うちは、「ベスト」には程遠いです。
外側の茶色の薄皮の内側に、黒いカビみたいなススみたいなものが入るのは、収穫後の貯蔵条件に問題があるのか、収穫時期の天候のせいなのか、はたまた生育期間中の障害によるものなのか、それらの複合なのか、どうなんでしょう?
投稿情報: とびら | 2007/11/22 14:01
黒いカビは、うちでも「もみじ3号」によく出ました。
いつも、収穫してひと月ほど自然乾燥させてから冷蔵庫に入れていました。
その間の光がカビを呼ぶようです。
あるいは、その間にカビの菌がはびこる性質があるのか?
ちょうど梅雨時になりますから。
ですので、この頃は収穫して1週間か10日ほどで冷蔵庫に入れるようにしています。
これが同じ貯蔵種でも「ターザン」では、黒いカビが発生しにくいのです。
品種によっても耐性があるようですね。
慣行栽培では、とにかく4月から5月にかけて徹底防除するようですので、有機栽培では何かしら工夫が必要ですね。
今植え付けた玉葱に、灌水を兼ねて木酢液を散布していますが、4月から5がつにかけても木酢液を散布するくらいでしょうか?
投稿情報: te-te | 2007/11/22 21:19
te-teさん、
色々ヒントをありがとうございました。
慣行の徹底防除は、殺虫(スリップスかな)殺菌(防カビでしょうか。なんでしょうか)両方なんでしょうね。
考えられるのは、おっしゃるように木酢とか米酢とかの散布でしょうか。やりきれないでしょうね、うちでは。その効果の程もはっきりしないし。
梅雨時期、保冷庫のないものは、外気に触れさせざるを得ず、やはり黒かびを抑えることはむずかしい。うちでは、運のよい人悪い人で、良い人が多ければうれしいな、というところにとどまるでしょうか。
投稿情報: とびら | 2007/11/24 06:06