もの思いにふける秋、それが落胆に変わる秋・・・
この秋は、色々落胆することが重なった(その一つ、「農の雇用事業」の一部が、例の補正予算の執行停止の対象になっていること。これについては、改めて記事を書きたいです)のですが、
おととい、畑にある物置から、刈り払い機2台が紛失している事に気がつきました。
お彼岸を過ぎて、さすがの草の勢いも衰え、台風前から、刈り払い機をずっと使用していなかったので、いつ、なくなったのかわからないのですが、これは、つまり、盗まれたのでした。
県道から100mばかり、砂利道を下りた道際に、自分たちで建てた直管パイプとトタンの物置があります。その先はかろうじて通り抜けられるけれど、ほとんど、畑の地主さんのお宅で行き止まり、のような印象のところで、近所の人と知り合いしか通らない道(地主さんの私道)が、うちが借りている畑を縦断しているだけなのです。
南向き開放、の作りで、盗ろうと思えば、全部持っていけるわけではありますが、これまで、18年近くこの畑を借りていて、何か盗まれたことは一度もありません。おっと、おととし、だったか、渋柿の蜂屋を10数個、木から盗られたことがあり、驚愕したのだった。
刈り払い機は、ともに、1年ほどしか使用していないもので、
一つは、農家の店「こいけや」で34,800円で購入した、26ccのやつ。
もう一つは、ホームセンター「コメリ」で、いちきゅっぱ、の。
今年購入した、ホンダの4サイクルのは、幸い、自宅のほうで使用して置いたままだったので無事。
物置には、新品で買ってまだ2年ほどしか使っていない、4馬力の管理機もあったけど、(あと、8馬力のハンマーナイフも)それは、無事。っていうか、なくなっていたら、すぐわかる。エンジンかけてまでは持っていかないってことでしょうか。
鉄くずと思うなら、多分、アルミのはしごもあったから、それも盗られたでしょうし。どこかの、中古品売り場に、うちの刈り払い機が並んでいるんでしょうか・・・
経済的にも、気分的にも、ダメージありました。近所の仲間にも、警戒警報をしておきました。
農機具の盗難被害ですか。しばらく落ち込みますね、それは。今は金属類は相場が下がっているので、関連の盗難は少ないでしょうが、北京五輪前には、こちらでも金属類の盗難はありました。
まだ、台風の後の片づけが終わりません。やっと倒れたネット類にかかり始めました。単調な仕事で疲れます。
(こちらを通過したんだけれど、8月9月と平穏だったんだから、その間に来なかったことを良しとしなければ)
ニート支援NPOの人たちの農体験を週1受け入れています。今日は薩摩芋掘りを少しやってもらうつもりです。
投稿情報: とりのさとZ | 2009/10/16 06:20
とりのさとさん、
台風被害、お見舞い申し上げます。
普通の作付なら、トラクターかけて、リセットできますが、夏物はただでさえ厄介。そのうえ、資材が傷んでいたりすると、気持ちも疲れますね。
ひとごとではありません。
「ニート支援NPOの人たちの農体験」、このような、社会的に意義のある活動に、色々関与されていることに、敬意を表します。
「効果」というのをあげるのは、なかなか難しいとは思いますが。農業にとっても、その人たちの人生にとっても。でも、始めないと変わらないでしょうし。頑張ってください。
投稿情報: とびら | 2009/10/17 04:59
僕もトラクターを盗られたことがあるので良く分かります。細かいものだと積み下ろし用のブリッジを2組盗られたこともあります。
心のもやもやがしばらく続きました。
トラクターの方は大規模な窃盗団の仕業だったようで,被害届を出しておいたら,数年後に警察から電話がかかってきて,これこれこういう事件でした,と丁寧に説明を受けました。モノは帰ってきませんが,少しだけすっきりしました。
登録番号が打ってある機械に関しては,届を出しておけば,古物商は表向き転売はできなくなるそうです。気やすめとはいえ,届を出されてはいかがでしょうか?モヤモヤの解消に多少は役に立つかもしれません。
投稿情報: かぜだより | 2009/10/19 05:24
かぜだよりさん、
親切なコメントをありがとうございました。
トラクターが盗まれる、という話は、ときどき聞きますね。「大規模な窃盗団」というのが、日本中の農村を稼ぎ場にしているのでしょうねえ。
新規就農者は、不利な立地条件やら経営条件やらで、標的にはなりやすいでしょう。
今回、警察への届けは見合わせますが、色々参考になりました。ありがとうございました。
投稿情報: とびら | 2009/10/20 04:52