昨日の春の陽気の中では、Tシャツ1枚になった翼君。今日は、糀の仕込みに精を出してくれましたが、この写真は、先週の雪の残る火曜日、2月2日のハウスの中。
この時期貴重なベビーリーフですが、収穫開始と同時にアカダニ(ハダニ、詳しくは、農薬会社のサイトのここ)の発生が見られ、だましだまし収穫していましたが、見切りをつけて「ボーボー」して片付けに。
「ボーボー」、旧名「巨神兵」については、ここに少し。
ここ数年、ハウスの作付けで何度も被害を受け、「水攻め」「(草木)灰攻め」「ビニール攻め(べたがけ密閉して窒息させることを狙う)」などしてきましたが、今年は、被害作物ごとまず「火攻め」することに。一度発生した箇所では、次のシーズンもたいてい発生するので、成虫とともに、地表面近くいる(と仮定している)卵も焼き殺してしまおうということなのです。
実は、この前のベビーリーフも、収穫半ばで「火攻め」して片付け。なんともむなしいわけですが、次の作付け、来シーズンのため、と割り切って。
研修生の翼君も、昨年のアカダニの「脅威」をしっかりと記憶しているので、念入りに作業してくれました。
露地でも、あちこちで集団発生してきています。特に毎年被害のひどかったところなどは、作付けを考えて、晩秋から年明けまでは空けておくなどしておりますが、まあ、どこにでもいますので、これから2ヶ月ほどは、被害がなければ運がよかった、くらいの気持ちでやりたいと思っています。
僕はトンネルレタスに今年もハクサイダニが出ています。
http://kazedayori107.seesaa.net/article/115702308.html
出ちゃうともうダメですね。
投稿情報: かぜだより | 2010/02/10 21:36
2月頃の穴あきトンネルの温度が、一番アカダニの好むところかと。
うちの方も、あらゆるところに、アカダニが発生繁殖しているようで、この暖かさを逆手にとって、密閉トンネルをかけたまま、アカダニだけ弱らせる、という作戦(?)を一部で強行しました。効果はいまだ、確認できておらず・・・
投稿情報: とびら | 2010/02/26 05:52
ハクサイダニは発育零点が0度。氷点下にならなければ活動できるようです。さらに単為生殖なので繁殖が始まると手が付けられません。
投稿情報: かぜだより | 2010/02/26 06:59