本日、無事に飯田茂実+e-dance仙台 東北4県ツアーの公演初日を迎えることができました。
以下は、コンポンテラリーアート部がパンフレットに掲載した文です。
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本日は、ご来場いただきまして誠にありがとうございます。
東日本大震災で被災されました皆様に対して、心からお見舞い申し上げます。
また、復興のために日夜ご尽力されている皆様に感謝致します。本公演の収益金をすべて、東北地方の文化復興への義援金とさせて頂きます。
私たちコンポンテラリーアート部は、昨年の11月より本企画を始動し、3月には創作メンバーや東北各県の協力者との具体的な調整に入り始めておりました。
そのような中、3月11日に東日本大震災が起こりました。東北地方は甚大な被害を受け、仙台に暮らす私たちも、自分たちの生活を立て直すのに精一杯で、本公演について考えることができませんでした。
震災後私たちが再会したのは、半月あまり経った4月4日。お互いの様子を語り合いながら、この企画を行うかどうか連日遅くまで共に考えました。自分たちの気持ちと向かい合いつつ、多方面からの情報を集め、2週間悩み続けました。私たちが積み重ねてきた20数年の中で、こんなにも仲間たちとディープな話合いを続けたことはなかったように思います。そして最後には、「今だからこそ、私たちが東北をまわろう。」と決意し、飯田さんに連絡を取りました。
それからの2ヵ月半、本当にたくさんの方々に支えて頂きながら、今日を迎えることができました。
創作のあいだ、全員が毎回、本番でした。人生のひとつの通過点として私たちはここにいます。
全員が初心者、全員が主人公。
この状況を生きる私たちの心の現実、始まります。
コンポンテラリーアート部