菜園 「野の扉」

~ 1993年の開園以来、埼玉県寄居町で、農薬と化学肥料を一切使わず 野菜を作っている、新規就農の百姓です。

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新サイト設置についてのお知らせ

2010年10月に開設した当サイトですが、typepad社が、3月末で日本語によるサービスの提供をやめることになりました(TypePad Pro(個人向け)に関する重要なお知らせ)。

4月から英語表記になった記事作成画面で、今後も記事が作れるのか(私の英語能力?で)不明ですので、とりあえず、ぎりぎりでデータを取り出して、次のアドレスに記事については移動しました。

http://saiennnonotobira.blogspot.jp/

タイトルの下のナビゲーションバーをクリックすると、記事の表示の仕方を変えることができるテンプレートにしてみました。

投稿した日付順に並んでいるだけで、まだ、色々な調整などはできていませんので、見にくいと思います、すみません。また、リンクなどの手直しもできていないので、迷子になるかもしれません。

残念なことに、一番価値がある(?)と思う、ホームサイトの娘のさし絵集のページが、移行できません。当分、当サイトは契約料を払って(他の3つのブログも合わせて、月に420円)、存在はしていくはずですので、ときどき覗いてやってください。

にゃあーばんざいこれもしかしたら、このまま、このサイトを使い続けるかもしれません。

何かありましたら、

nonotobiraあっとybb.ne.jp

まで、メールをください。よろしくお願いします。

 

★なお、個人ブログの、new「菜園・野の扉」ワンダーランドは、

http://wonderlandnonotobira.blogspot.jp/

 

★半農半パン屋の息子の、「ノラのパン」(3・11以降ほとんど更新していません。いずれ新しく本人たちがサイトを作ると思います)は、

http://noranopan.blogspot.jp/

 

★娘の2011年の演劇ツアーの記録ブログ、飯田茂実+e-dance仙台 東北4県ツアーは、

http://iida2011.blogspot.jp/

 

と、それぞれデータを移行したブログを作りました。

 

 

投稿情報: 2013/03/30 | 個別ページ | トラックバック (0)

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元気!踊り! なにそれ??

という題名で、「寄居町耕す人の会」ニュース10号(2013年3月23日発行)に、晃が寄せた一文を掲載します。


新年早々、1月10~12日の3日間の催し「踊りと整体で元気になるべぇ~飯田茂実さんを迎えて」から1か月がたちました。

合掌時間帯に制約がある中、耕す会内外より25名のべ54名の参加がありました。日々過ごすうちに元気になる、ヒント、手掛かりのようなものが得られたのなら幸いです。私も毎日欠かさずいくつか実践し、体の具合を以前よりずっと感じ取れていると思います。

集合写真ところで、踊りにせよ、今回の催しにせよ、何で耕す会で?という声が届いています。ふに落ちない、唐突だと思われているかもしれないので、今回そこんとこを、私なりに書かせていただきます。(写真は左のが飯田さん。右のが最終日の集合写真。前列左から3人目が飯田さん。下のは、3人の活元ダンスのひとこま)

3人踊り昨年末の選挙の結果、政権は交代、新政権は原発政策の変更を撤回しました。「電気はどうする、経済はどうなる」と、根拠はよくわからなくても、不安をあおり続け、経済がすべてだと言わんばかりです。
「ならぬものはならぬ」という、気概のようなものは、自信が支えるのだと思います。そこそこの自然が残る農村地帯に生活する私たちも、中身は都会の生活者とあまり変わらず、グローバル経済の恩恵に浴し、一つ一つお金で買うことが生活そのものです。しかし、50数年前までは、ほぼ何もかも地域内で調達でき、食糧とエネルギー源の供給地であったとも聞いています。かつて、自立以上のことができた農村の変貌ぶりは、得てきたものと失ったものが積もった姿です。

私は、自立を取り戻すための長い道のりに、とりあえず一歩踏み出したいと願っています。「取り戻す」などと言うと、盗人にもなりかねません。私たちが取り戻したい相手は自分自身です。思い出したり、気づいたり、息使いや一挙手一投足の中に、元気を回復します。天地からの流れを頂戴し、なめらかに通過させられればいいわけです。
数十年前に人々が持っていた、原始力ともいうべき力を、自分の中に見つけることから始めます。 "踊り"と言っても、体と出会う回路だと考えましょう。その先に、表現が生まれてくれば本望です。


「踊り部会」は、毎月第3土曜日の夜7時より、鷹巣集会所で行っています。ああでもない、こうでもない、と楽しくやっていきます。初めての人も大丈夫、お待ちしています。(伊藤 晃) 

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投稿情報: 2013/03/07 | 個別ページ | トラックバック (0)

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「菜園たより」2013年1月~2月

サイトの更新が、大変滞っております。

色々な事情があります。その辺は、個人ブログ(これも、2か月以上更新なし)に近々書くつもりですが、とりあえず、「たより」3つをPDFファイルにてアップします。

下記のリンクをクリックすると、PDFファイルが開きます。

「1月4週号」2013-1-4-2.pdf (1576.0K)

「2月1週号」2013-2-1-3.pdf (3119.1K)

「2月4週号」new2013-2-4-4.pdf (659.8K)

こっちが最終版「2月4週号」newnew2013-2-4-4.pdf (657.6K)

投稿情報: 2013/03/07 カテゴリー: 菜園たより(隔週発行) | 個別ページ | トラックバック (0)

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「菜園たより」2013年1月1週号

 

◆ 身も心も暖まる話 

  凍てついた冬の朝は、山芋掘りに限ります。陽が当たる畑とはいえ、気温は2,3度あるかどうかです。
 スコップで表面の凍りついた土3~4cmをひっぺがすと、山芋のてっぺんの、今から用意された芽が見えます。夏の干ばつの影響でしょうか、掘り出した芋はどれも小ぶりです。そうは言っても、土の中の姿勢は十人十色。腕を伸ばしたり足を投げ出したり、肩までは見えてもその先は想像できないのです。“予断は禁物”と、離れたところから外掘りし、芋を引っぱっては手応えを確かめ、と、じょじょに進めます。着込んでいた上着を脱ぎます。


 そんな時です。裏返しになったカエルが見つかるのは。白い腹を上に、ゆっくりもがく姿を見ては、いつも声を上げてしまいます。生の命、ヌラリとした肌が、北風にさらされる様は、寒々しく、ほっておけません。畑の隅っこ、春まで掘り起こす気づかいのない、北風がさえぎられた日溜りへ緊急搬送。土をかき分け、彼らを放り込み、落ち葉のふとんをかぶせます。
 いつだったか、山芋を掘っているのかカエルを掘り出しているのか、わからないような冬もありました。


 こんな風に、相変わらずの野の扉の新年が始まりました。今年もお付き合いの程、よろしくお願いいたします。(ちっとも暖まらない話で申し訳ありません。 晃 )

 
◆ めのある話

  続いては、里芋について。昨年、出荷はじめに大不作をお伝えしましたが、掘り進むと、芋が小さいだけでなく「芽もない」芋の何と多いことか。地表に近く、比較的大きく太った芋のてっぺんが、欠けて陥没していることが多いのです。以前もしばしば見られたことで、コガネムシの幼虫にかじられたのか、と思っていたのですが、近所の仲間が調べたら、日照りと高温が原因の病気(芽つぶれ症とか)なのだということでした。
 傷ついた芋は寒さにも弱く、この厳冬で年内から凍傷で出荷できないものも多いですし、よい芽が残った芋を種にしなくてはならないので、20年近く自家採種してきましたが、この春は種イモを購入しなくてはならないかも。

でも、里芋は、頂芽からだけでなく、肩の方に散らばる小さな芽からも、発芽する力があります。どっこい、芽はある、と思って、今年も頑張っていきたいです。


DSC03589◆ 環境整備大作戦 

 写真に写っているのは、私たちのメインの二つの畑の間に位置する、地主さんの家です。うちが借りている畑とこの家の間の10年ほど放置された地所に、しの竹と竹が繁茂して、長さ5,60メートル幅20メートル高さ4,5メートルほどの先が見えない藪となり、細い道を隔てた畑にまで侵入してくる勢いになっておりました。

夏の終わりから、近所の篤志の方が少しずつ刈払っては燃やしてきれいにする作業をしてくれていて、12月からは、うちやほかの方も参加して、とうとうここまで追い詰めた最後の光景が、この写真です。ボランティアですが、こういう作業が、イノシシ被害を食い止める最善の方策なのだと思っています。秋には畑を横断していたイノシシが、とんとやってこなくなっています。(1月5日 泰子)

ちなみに、12月の初め、まだ、家が壁に阻まれて見えていない時期の写真が↓です。右手に白いハウスが写っていますが、これも以前は見えなかったです。おとといは、飯田さんイベントの参加者と功労者のSさんとで、刈払っておいてあったしの竹を、みんな燃やして、すっきりしました。(1月14日)

DSC03582

20130111223922(2)

20130111223922(4)


投稿情報: 2013/01/14 カテゴリー: 菜園たより(隔週発行) | 個別ページ | トラックバック (0)

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「菜園たより」2012年最終週号

Takibi2


忘れがちなことだけど、私たちの体は、水に流され、埋め立てられた記憶を持つ物々で構成されて来ました。宇宙を旅し、大空を翔け、山脈を越え、大洋を回遊したことも、地底をじりじりと移動したこともある物々。過去、恐竜の骨格や、微細な菌の類の組織を構成した経歴を持つかもしれない、誰のものでもない、リサイクルし続ける物質でできています。


 はるかな来歴と果てしない行く末を思い、自分の非力さをつきつけられては、むなしさに飲み込まれそうになります。せつなに執着するとき、思いを馳せたり心通わせることを断念することもできます。
 しかし、人として生を授けられたからには、あえて心開いて、命の摩訶不思議を味わい、堪能したいものです。


 波乱に富んだ一年でありましたが、当菜園も、少しは学ぶことができ、成長することもあったでしょうか? ともあれ、今年も、おかげさまで、今日の日にたどりつくことができました。はかない奇跡、まだここに在る可能性を大切にして、よりよき年を招来したいです。


 来年もよろしくお願いいたします。

(写真は、年の暮れの畑の、残り火です)

投稿情報: 2013/01/13 カテゴリー: 菜園たより(隔週発行) | 個別ページ | トラックバック (0)

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「菜園たより」2012年12月2週号

馬とみんな

◆ 寒さは“気”から? 

 再び虚を突くドンデン返しは、ここ寄居に来て以来最も寒さ厳しい年の瀬を迎えることでした。毎朝、マイナス5度あたりをうろうろし、野菜たちの凍み細りは、例年よりひと月早まりました。
 昨年来の放射能禍に加え、今年は気象(降雹=ヒョウ、干ばつ等)原野(アライグマ、イノシシ)の猛威にさらされ続けています。

 野の扉は、ずいぶん内側へと退却し、人間の領域は狭まる一方です。この国全土が、同様のせっぱつまった状況にあると、都市に暮らす人々に喧伝したいです。失地回復の妙案もありません。
 だからといって、ここぞとばかりに、我らが窮状、風前の灯なのですかね?

 私は、個人的に、歌舞音曲のたぐいに、光明を見出しています。要は、“気”の持ちよう。
 沈没船から冷たい海に投げ出された人々が、声掛け合い歌を歌って耐え、しのいだ、という話もあります。「死守する」とか「不退転の覚悟」とかの、いさましさよりも、経済そっちのけの経済性と、あっけにとられる明朗さで敗け知らず、なんかはどうでしょう。(12月10日 晃)

◆ 埼玉最寒の地、寄居 

 11月末よりのこの寒さ、11月28日のマイナス3.2度は、寄居町での11月の観測史上最低でしたし、12月10日のマイナス5.8度も、12月としては観測史上最低ということです。2位以下のほかの記録は、たいてい20年ほど前の12月下旬に出ていますので、「温暖化」「暖冬」が当たり前になっていた昨今では非常に珍しく、また、県内でもトップレベルの寒さとなっています。

 卵のお客様には、お詫びのメモをお入れしていますが、野菜のみならず、鶏もこの急激な寒さでやる気をなくしてしまっています。それでなくても、電灯がつかない鶏小屋なので、日が短くなると産卵が低下するのに、なんだか毎日餌だけ食べて耐えている風情で、かわいそうであります。

 もうすぐ、だれもが1年を振り返る時期となりますが、野菜の出来をみても、芋(ジャガイモ、里芋、山芋が不作)も豆(大豆もラッカセイも不作)もいいものがなかったなあ、と、残念です。例年だと、この時期ご紹介する、炒り落花生ですが、収量も品質も悪いうえに、焙煎業者の加工賃は1.5倍の値上げとなり、今年は販売を断念しました。
 

◆ 馬と一緒に踊りました 

 16日の総選挙後の世界がどうなるのか、わかりませんが、私たち「寄居町耕す会・踊り部会」有志は、去る2日に本庄市で行われた「さよなら原発ウォーク」に参加して、「原子力より馬力」と書いた横断幕を掲げた「かんな馬の会」の白い馬のそばで、「ステテコォ踊り」の踊り納めをしてきました。(詳しくは、個人ブログのこの記事)

 「生き直す」きっかけのほんの切れ端でもつかみたいと思って記念写真を見ています。(12月12日 泰子)

投稿情報: 2012/12/14 カテゴリー: 菜園たより(隔週発行) | 個別ページ | トラックバック (0)

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根本党のこころ

今日12月4日は、衆議院選挙の公示日です。この日から、16日の投開票日まで、小選挙区300と比例代表180の計480議席をめぐって、政党要件を満たす12の政党と候補者が、選挙活動を行うわけです。

有権者は、何を心棒にして、候補者を選ぶのか。

私たちは、「根本党の会」を主張します。詳しくは、11月18日更新の「晃のページ 根本党の会」を読んでください。かいつまんで言うと、「①TPP参加に反対する ②原発は発電停止し、廃炉処分に取り組む ③重要な問題に関し、民意を問う方法として、国民投票を位置づける」です。

そして、その心を、以下掲載したいと思います。長文ですが、何度か読むと、「うまみ」がにじみ出てくると、私は思ってます。(泰子)

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

どのような国で、どんな時、原発事故は起こったのか。

数え上げてほしいもの、教えてほしいこともたくさんある。
この国の田畑は、これまでどれほどの太陽光エネルギーを保存可能な食糧(エネルギー体)へと変換してきたのだろうか。
耕作を放棄され、休耕を余儀なくされた田畑は、人間が利用できたはずのエネルギーを、みすみす頂きそこねた挫折の姿ではないか?

遠大な計画を実現し、途方もない労力と時間をかけ、しつらえれた太陽エネルギーの変換装置が、原野に浸食されていく様は、この国がすたれ行く姿に違いない。
食糧生産は、他のあらゆるエネルギー生産の様式に先んじている、効率的、かつ、持続可能な生産手段でもある。数千年の試行錯誤を経て、無数の風土に挑み、世界中にくまなく行きわたり、結実する姿は、見事な樹形を形作った。
しかし、枝先から、枯死が始まった。

からみ合うように繁盛していた枝を押しのけ、死滅させながら格別に勢いを増す枝があるのだ。
樹形は貧相単調になろうとしている。

食糧は生命維持のためのエネルギーのほぼ全量をまかない、生産活動への参加を可能にするエネルギーのことでもある。食糧自給は、国家のエネルギー自給の背骨にあたる。その自給率の低下は、国家のエネルギー自給の骨抜きのことを言う。
食糧生産地域の現状は、年を重ねては、先細り、当たり前の生命の営み=命の更新はほとんどなされていない。

なぜなら、近頃では、農業を担うにあたり、国家からの棄民として生きる覚悟が必要だからだ。
かといって、驚くこともおそれることもない。考えてみれば、私たちの隣人、鳥や草や昆虫も、元々そのように生きている。

棄民たちは、国家とは比較にならない、果てしない世界と向き合っている。孤独でも自由に、はかなくとも、命の実現に力を尽くす毎日はむなしい自分をいつでも超えていくことである。
人類も、人類による国家も、他の生き物同様に、世界環境の中に包み込まれ、ここからの恵みを受けることで生存可能となる。
国家からの棄民には、まだ、希望の余地だってあるのだ。

3・11福島原発事故は、どのような惨事を引き起こしたのだろうか。放射能禍は、多くの福島県民と世界のつながりを断った。心身とも、不可分の故郷を奪われ、世界からの棄民とされた。本分から引きはがされ、国民という肩書を除き、すべてを失った。

人が生き延びるために、国民であることは、決して十分な条件ではない。すべての人々が世界の中にあって始めて生かされることを自覚し、それぞれが望む姿で世界と接し、その一員として生きる実感を得られることこそが大事だ。
国家のなすべき仕事は、世界の成員として生きる国民を支えること。洋上の領土を語る前に、土に依拠し、水と空気に依存する命の一種族として当たり前の原理を理解し、原理に沿った原則を保守することだ。
失政によって、棄民を生み出した国家は、棄民たちが再び世界と合流できるよう、全力を挙げなければならない。

ことはたやすくはない。
私は失政と書いたが、これを認めず、国土破壊、国民の生活破壊の歴史的罪を犯した政治家たちが、自ら、保守を名乗り、国会に居座り、明日のこの国を語っているのだ。これでは、国家の体を成していないばかりか、醜く、面目ない。

今こそ、人々は国民の義務と責任とやらを引き受け、国の在り様を修正しなければならない。原理保守の原則に従い、政治家を入れ替えなければ、展望は開けてこない。
再びの開国を口にする人は、このうえ、何を開け渡そうとしているのか。
維新を騒ぎ立てる人は、別種の強欲に我を忘れようとしているだけに見える。

宇宙の圧倒的な力の運行のさなか、私たちは無力ではかなくとも生きる。
太陽は今日も光を届けてくれ、明日も変わらないだろう。
水も空気も土も残されている。
私達が受け継いだ命は、これを全うする力を与えられている。そのうえ先達から手渡され、伝えられた知恵と宝物にも囲まれているのだから、これを深め日々改良することを心がけてゆけばよいのだ。
追い詰められたのは、強欲のことなのだから、余計なものを捨て、目ざめれば私たちの欲望は十分に充たされる。思い出したものを復旧し、私たちのものにできるよう、訓練を始めよう。目の前に遺された贈り物が朽ち、万事休すとならぬように。

さあ、我ら有象無象の者たちも、泥の中から少し身を起こし、声を上げる時だ。我らのみならず、将来我らが継承者たちの糧や寝床を失うことがないように。

このままでは、台無しになる風景を、生気みなぎるものへと立て直せるのは、人間世界や経済のことで頭がいっぱいの政治家でなく、背景の細部に埋没してきた人間たちだ。

人間は反転できる。穏やかな混沌を実現して、ねぐらへ帰ろう。

(2012年12月4日)

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投稿情報: 2012/12/04 | 個別ページ | トラックバック (0)

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ステテコ センチメントたいせつ

12月2日(日)の「さよなら原発12・2本庄児玉ウォーク」

1202本庄チラシ

に、「寄居町 耕す人の会・踊り部会」が、「ステテコォ踊り」を踊りに行くことになりました。

馬(「神流馬の会」http://kanna.info/uma/)が参加することになって、みな、楽しみにしています。

 

注)「ステテコォ踊りについては、ステテコォ踊り・縦書き歌詞PDFファイルを表示、あるいは、寄居町の里山で撮影した動画作品=ユーチューブのこちら、を見てください。

 

そこで、以下、晃が書いた「ステテコ センチメントたいせつ」をご披露します。(11月28日)

 

散ル充チル
天知る地知る

世界に尋ねてみたいことがある
足りないものは何だろう
我らが「原発ステテコ」歌う時
「TPPもステテコ」と
肩を押してくれないか
よろけながらの身振りだが
腹抱え 笑ってくれたら有難い
小さく間抜けな行進に 合いづち打ってくれないか
いつのまにやら紛れ込み
笛を吹いたり踊ったり 一緒に行進してくれろ
壊れかけた畦道を 出発するのは連れ立ち出掛けたいからだ
馬がいて人がいて ヤギがいて人がいて 君もいた
やがて街に着いたなら 見えるものには盛大な 有象無象のお祭りか
メリハリきいた隊列は 街角仲間と合流し
やんややんやと囃し合い
それこそ風土風土の万象が
ステテコォ と調和して
生き直す と唱和する

散ル充チル
天知る地知る

 

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投稿情報: 2012/11/28 | 個別ページ | トラックバック (0)

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維新の会に新しさはない

 

やはり、あくなき力への渇望が、彼らのテーマであった。

政策の実現に向けて力を結集する、最終的には多数決が原則の民主主義において、「数は力なり」はある程度やむを得ないことであろう。しかし彼らにあっては、最終目標が「力」の行使とその実感であり、政策などは、ささいな問題でしかない。政策は「力」に役立つものなら何でもよいのだ。

彼らは、反省したり、相手をおもんばかったり、冷静に自分を相対化する思考は、結果として自分を鎮め弱める行為と感じ、忌避する。怒鳴り、高ぶり、ひたすら自己陶酔へと向かう姿は、国民の幸せとは遠く無縁だ。

人々が、大震災に世界の圧倒的力と、生命のはかなさを学ぶとき、彼らは驚くべきことに自分の力の行使と重ね合わせ、手前勝手にねじ曲げて解釈する。「天罰だ」と。

人々がはかない生命をいとおしいと感じ、その大切さに、あらためて気付くとき、増長する彼らは、世界への宣戦布告を準備する。

どうか、彼らのまき散らす麻薬にまどわされることなく、倒錯を見抜いてほしい。浅薄な痛快さに心奪われてはいけません。

私たちは、命の声に耳傾け、穏やかな笑い声が回復し途絶えることがないように心して、「力」を役立てよう。

維新の会は、歴史上繰り返されてきた、今度こそ乗り越えるべき課題です。(2012年11月22日)


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投稿情報: 2012/11/22 | 個別ページ | トラックバック (0)

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「菜園たより」2012年11月4週号

Odori

 

みんなで

元気 になるべえ~

 
来年1月10日(木)~12日(土)の3日間に、

寄居町鷹巣地区集会所(下記地図参照)にて、

「踊りと整体で元気になるべぇ」という催しがあります。私たちが所属する、「寄居町耕す人の会」の主催です。

講師の飯田茂実さんは、舞踏家の大野一雄・大野慶人のアシスタントを務めてダンスと演出を学び、マルチ・アーティストとして世界18カ国に招かれて創作・公演をおこなっている方です。

また、国内外の公的機関で、演劇、振り付け、ダンスなどの講師を勤め、ダンス・音楽・美術・著述・整体術などの多様な表現は、人とアートとの深いかかわりを体現していると、国際的に高く評価されています。

今回の催しは、その飯田さんの、「野口整体を土台に形作られた」身心術と接することで、参加される皆様の健康と幸福に寄与し、お互いの気づきや共鳴が生じる機会としたい、と企画されたものです。


 興味がある方には、詳細が載ったチラシをお渡ししますので、お声かけください。

クリックすると、チラシPDFファイル440KBを表示

外部用テルテチラシ修正済

クリックすると、参加申込書PDFファイルを表示

◎鷹巣地区集会所の地図


より大きな地図で 鷹巣集会所 を表示

 

◆年末年始のお知らせです 

 
◎12月28日(金)までは通常どおりです。 ◎ 1月 7日(月)より通常通りとなります。  
以下の★印の項が、通常と異なります。ご注意ください。

<月曜 配達、発送の方> ★隔週の方は、2週間、間が空きます。
・配達
最終便は、24日(月)です。
★29日(土)に、ご希望の方のみ配達します。
★31日(月)はお休みします。7日(月)より始まります。

・発送
宅急便の最終は、24日(月)発送、25日(火)到着です。
★31日(月)発送1月1日到着便はお休みで、7日(月)発送、8日(火)到着が年始便です

 

<水曜 配達、発送の方>★隔週の方は、2週間、間が空きます。
・配達
最終便は、26日(水)です。
★1月2日(水)はお休みします。年始は、9日(水)より始まります
 
・発送
宅急便の最終は、26日(水)発送、27日(木)到着です。
★1月2日(水)発送3日(木)到着便はお休みで、9日(水)発送、10日(木)到着が年始便です。

<金曜 配達、発送の方>★年始が1日ずれます。
・配達
最終便は、28日(金)です。
★年始は、5日(土)に振り替えて配達します。
 
・発送
宅急便の最終は、28日(金)発送、29日(土)到着です。
★年始は、5日(土)発送、6日(日)到着となります。

 

年末最終便の1回前のセットに、それぞれの方の、「年末年始の配達予定日及び最終セット内容予定品目を書いたチラシ」を入れます。ご覧いただいた上で、配達日の変更、お休みなどについてのご連絡をお願いします。(11月26日 泰子)

投稿情報: 2012/11/21 カテゴリー: 菜園たより(隔週発行) | 個別ページ | トラックバック (0)

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