7月1週号の見出しは「2007年折り返し / 包装袋の話・その2」です。
さし絵替わりにつかったのが、ミニカボチャ「栗坊」のトンネルの中の写真です。これは、2週間ほど前のもの。
今日午前中に、一部収穫して、追熟させています。昨年は、収穫してすぐ食べて、「今年のミニカボチャはおいしくありません」というチラシをつけて出荷してしまいました。その前の年に栽培した「国華園」の品種では、追熟は必要なかったので。
しばらく貯蔵しておいたら、おいしくなっていて、これは追熟が必要な品種だったのだ、とわかりました。カタログとかには、特に明記されていなかったと思います。ほかの品種(協和の坊ちゃんとか、それがパイオニアなんでしょうか。昔出た、サカタのプッツィーニという黄色い品種は木が弱かった)はどうなのでしょうか。
早くに作付けても、出荷可能になるのは、普通のカボチャ(うちは、サカタのメルヘン)と同じ時期、ということになります。でも、ミニだから、こういう仕立てにしやすいのだし、木は強いし、目先が変わって、まあいいか、というところです。
私は、収穫しながら、これで何キロでいくらになるか、などとはしたないことを考えていましたが、夫は「木を楽にしてやろう」とせっせと取っていたようです。野菜に関しては「人格者」なのです。
「たより」の中で、「草との攻防は、今のところけっこういい勝負をしているようです」と書いてありますが、そのしわ寄せはいろいろなところに出ているわけで、たとえば、ようやく一日中雨だった昨日に、秋冬野菜の種注文にとりかかることができました。こんなに遅くなった年もありません(6月、7月蒔きのキャベツ類の種は先に入手してあります)。
まずは、去年の注文集計表と、タキイ、サカタのカタログ(5月に来ていたような)をつき合わせて、今回は、この間の学習会のトキタさんとカネコさんのおすすめ品種にも目配りして、と、まだ時間がかかりそうです。
ホームサイトのトップページのコメントに、娘が完成できなかったさし絵の話を書きましたが、そこで紹介したタケニグサについてのページ と違う角度から、名前の由来を説明しているおもしろいページがありました。
http://www.ctb.ne.jp/~akiizumi/soumoku/takenigusa.html
「タケニグサ 土中で竹が煮立つように腐植し緑肥化することに因む名」
かぼちゃ、品種によっていろいろあるみたいですよ
品種によって、美味しい時期が異なるようです
収穫直後でも、甘みが強いもの
1ヵ月後が一番甘みが強くなる
2ヵ月後・・・
貯蔵期間=美味しい期間が長いもの短いもの
品種を組み合わせて作ると、一番美味しい時期のかぼちゃを、お客さんに提供できるかも?
多量に一斉に収穫して出荷する場合は、それにあった品種がいいけど
宅配とか直売とか、長い期間販売する場合、品種を組み合わせると、いいかもよ~
投稿情報: かめ | 2007/07/05 21:05
かめさん、こんにちは。
うちは、普通のサカタの「メルヘン」と、上記のミニカボチャ、年明けまで出荷可能なサカタの「雪化粧」が、基本です。
これ以上、品種増やせないです。貯蔵も気を使いますし。
セットの一品として、ほかのものが少なくなる時期に、「あってよかった」というのが一番なのです。
お店に出すこともありますが、切らないでは「おいしい」という判断がなかなか難しいです。おいしくないカボチャっていうのは、お客さんも困りますから。
投稿情報: とびら | 2007/07/07 04:19
10年くらい前からでしょうか、小セットが全体の半分になったのは。核家族どころではなく、「小家族」。その「小」を隔週購入なども普通です。それで、切らないでいいミニカボチャですが、私は1年作っただけでやめてしまいました。今は利休と白爵(いずれも自家採種)だけです。消費者の白爵への評価が低いのが私には気に入らないのだけど、こちらの説明不足かもしれないです。なかなか、たくさんの野菜にそれぞれ数種類用意するのは大変ですね。どこかできっぱり割り切らないと、とても続けられないです。
投稿情報: とりのさとZ | 2007/07/08 17:57
とりのさとさん、
「その「小」を隔週購入なども普通」というのは、うちも同じです。今後も、ますます、少量他品目のセットが求められると思います。何が入っていても、どっさり入っていても、ドンと来い、というご家庭は、大昔の共同購入運動の頃の話でしょう。無農薬野菜への思いを消費者・生産者ともにみずみずしく共有していた頃の。
ミニカボチャをやめた理由は何でしょう?
なぜ、白爵は評価されないのでしょうか? とりのさとさんは、白爵のどこを評価して使っていらっしゃるのでしょうか? ほかの品種ではそれは実現できない得がたい利点があるのでしょうか?
「たくさんの野菜にそれぞれ数種類用意するのは大変ですね。どこかできっぱり割り切らないと、とても続けられないです。」
そうだと思います。
でも、直接のセット購入のお客さんの、どのような要求をこちらが満たし、どのような要求には応えられなくてもよいのか、その辺のさじ加減みたいなものは、それぞれの生産者で異なるでしょう。
うちとしては、やはり、ちょっとでも、楽しみや面白さや驚き、みたいなものを時々味わっていただけるようなセットを目指したいなあ、という気持ちはあります。たとえ、月一回のハーフセットのお客様でも。で、変な(?)ものも作るんですね。
投稿情報: とびら | 2007/07/10 04:29
月1回のお客さんと毎週のお客さんでは自ずと要望が違いますね。月1回の人は「お楽しみ」的要素が強いと思われるので,変わった野菜も平気な人が多いような。毎週だとスタンダードな物がメインですね。アクセントは必要ですが。どこまでお客さんの声を聞けているかは疑問ですが。
投稿情報: かぜだより | 2007/07/10 06:04
|ミニカボチャをやめた理由は何でしょう?
カボチャは2種類までにしたかったからです。
|なぜ、白爵は評価されないのでしょうか?
超ほくほく種だと知らないからでしょう。
| とりのさとさんは、白爵のどこを評価して使っていらっしゃるのでしょうか?
雪化粧もやったことがあります。ほとんど同じ味です。しかしね、
| ほかの品種ではそれは実現できない得がたい利点があるのでしょうか?
この答えは前の書き込みにあるんです。今年カボチャの種は買いませんでした。カボチャだけでいくら払いました? 1粒35円でしょう。
(ブログ、そしてその中のコメントも検索で出ますから、オープンなのですよ。アバウトにしか書けないこともありますので、ご了承を)
投稿情報: とりのさとZ | 2007/07/11 13:51
かぜだよりさん。
「毎週だとスタンダードな物がメイン」で、月一だと面白系、という見方もありますか。
うちだと逆に、毎週フルセットの方には、面白系を混ぜる、という傾向になっているようで。
隔週ハーフセット、の方にも、「楽しみにしているわあ」とか言ってもらえると、とてもうれしいです。基本系が主体なんですが。
まあ、よくわからないんですが、本当のお客様の受け取り方は。大きな誤解があることもあるでしょうし。こちらがベストを尽くすしかないんでしょうね。
とりのさとさん、
超ホクホクのおいしい品種なのに、何で評価されないのでしょう。
皮が固いのかなあ・・・ それはおいしい証拠ですよね。
でかいまま、切らずに出荷されているのですか?
白爵だと、自家採種できて、ほかのだとできないということですか。
カボチャの自家採種はやったことがありません。
F1種でも、固定していけると聞いたことはありますが、その間の不安定さを考えると、種買っちゃいますね。
35円から、2~4個のおいしいカボチャになるんだったら。
種芋が高価なジャガイモを、一年目のちび芋を種にして、収穫すると、得したあ~~、という感じがしますが。うちの場合、「正規の種芋」でも、そうか病でうまく取れませんので、なおさらです。
投稿情報: とびら | 2007/07/12 04:53