「ノラのパン通信」3月号には、材料についての詳細が載っています。
「ノラの箱舟」が船出して、「野の扉」の野菜セットのお客様や、近所の知人に「おすそ分け」させていただいてきて、丸一年になりました。別の海に向けての航海の準備を始めるに当たって、彼なりの整理の仕方のあわられかな、と母は思うのですが。
来月の新作「チーズブール」については、時間をかけて何回も試作していました。練りこむシュレッドチーズについて、ネット販売のものを色々探していましたが、「セルロース不使用」というものは、めったになく(記載がなかったので購入したら、現物には使用している旨記載が入っていたなんてこともあり)、結局、生協の小袋をまとめ買いすることになりました。注文がどのくらいはいるか分からないし、業務用だとロットが大きすぎるので。
たまたま、先週のカタログに、この商品についての記事がありました。
クリックすると、読めるでしょうか。
製造部長さんの言葉、「(セルロース自体は無味無臭だけど)多少製造効率が落ちたとしても、使わなくてすむものは使いたくないんです。なぜなら、それが私どもの商品の”大骨”なので」
食品添加物は、当然「安全」なものなのですが、使わなくてすむなら使わない方がいいんじゃない、というスタンス、かっこいいです。
これは、先月の雪のあと、パオパオトンネルの上に積もった雪が、徐々に解ける間に、ロールケーキみたいになった様子。珍しく、夫が、「写真、写真」というので、レンズの曇った携帯で撮りましたが、記事にはできなかったので、息子の名前にひっかけて、ここに。 「雪 丸」
さて、タイトルの「耕吉」、昨年秋に栃木に就農した、翼君の農園名です。ホームページができたと教えてくれたので、紹介してしまいます。
すっきりとして、翼君らしい、よいサイトができました。よろしければご覧ください。
先月、ウドの株など取りにこちらに来たとき、「なにもかも、自分で考えなくてはいけないから、大変」と言っていましたが、そうやって考え抜いたあとの失敗は、他人の言うとおりにやってできたことより、きっと自分のためになる、と、老い先短い私は、自分ができなかったことを若者に伝えようと思うのです。
ウドは、以前の借家の母屋の裏に生えていたのを、何回も移植して生き延びてきたもの。その母屋も崩壊寸前ですが、「野の扉」がなくなっても、きっと「耕吉」の手で、次代へと引き継がれていけば、本望ですね。
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