「菜園たより」9月4週号をアップしました。
見出しは、「暑さ寒さも彼岸まで / これからは草取り合戦 / 「ステテコォ踊り」、進化中 / <料理メモ>~オクラの煮びたし~」です。
うちのニャーもやってますが、「ステテコォ (バンザイ) 踊り」については、先週の9月29日に、近所の「皆農塾」 のイベントで、公衆の前で初踊りしました。仲間内では、「なかなかいいでないかい」という評価(?)ではありますが、今後ますます研鑽を積んでいきたいと思っています。
タイトルの、1週間前の講演会というのは、隣の小川町で行われた、これです。
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すばる文化イベント
講演会「原発に依存しない暮らしを考える」
2012年9月30日(日)
13:30~16:45
場所 小川町民会館リリック大ホール(東武東上線小川町駅前)
講師:
小出裕章氏(京都大学原子炉研究所)
中島紀一氏(前茨城大学農学部長/名誉教授)
お二人を迎えて、脱原発とその後の新たな社会と
暮らしの在り方を考える講演会を開催します。
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私は、開演前の、「みんなで決めよう原発国民投票」の署名活動のみに参加しただけだったのですが、講演を聞いた友人から、講師お二人の主張のズレについての話を聞きました。
中島氏は、福島の農業支援に尽力されている方です。私は、「放射能に克つ農の営み」という本でその主張の一端を読んでいました。「農産物からはほとんど放射能はされなくなった」と、今年のたぶん年初の段階で言い切っています。
一方、小出さんは、「皆さん、福島の農産物を食べたいと思いますか?」と、その場で尋ねたそうです。小出さんの主張は、この前日栃木県で行われた講演会の中のやり取りに表現されています。文字起こししてくださった方がいるので、以下リンクします。
「それを安全だと思ってはいけないのです、本当は」小出裕章氏9/29佐野市講演
去年あたりは、小出さんは「年齢タグ」ということを主張していたと思います。今回の講演でもその言葉が出たのかどうか、確認できませんが、この一年で、小出さんの論点が変化しているのかなあ、とも感じます。
こどもたちの内部被ばくを何としてでも防ぎたい、という思いが、農産物汚染への視座を厳しいものにして行っているのだろうか・・・
多かれ少なかれ、汚染されてしまった東日本で、野菜を作る身をあらためて省みることになります。苦しいです。
もっと厳しい環境にある、福島の農業者のこと、子供たち、親たちのことを考えると、もっと苦しくなります。
しかしながら、一つ吉報。
JA全中脱原発宣言 全国大会決議へ「蜜月」自民と一線
以下、私が尊敬する、農業ジャーナリストの大野和興さん@beritapressのツイートから。
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JA全中の脱原発路線が話題になっているが、そこに至る福島の末端農協の努力をきちんと見るべき。多くの農協が売れないのを承知で組合員農家の生産物はすべて引き取り、共済金は前払いし、人員と設備を整えて放射能測定し、土壌の汚染マップを作り、それにそってきめ細かな作付け指導をしている。
農協は最後のところで「人の組織」であることを証明した。10人の農家が自殺するところを3人に抑えたくらいの力は発揮した。ある組合長は「貯めてきた内部留保は全部はき出す。組合員も納得してくれるはず」と話していた。農協を最も厳しく批判してきたぼくがいうのだから間違いない。
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