おそくなってしまいまして 一日前後します。
千葉瑠依子です。
すいません。
18日(土)の稽古。
私たちには”かたち”があてがわれつつあって、”今”の瞬間を遊べなくなってきている。
”段取り”だったり”セリフ”だったり。
最近のわたしは
1時間かけて仕事場に向かって、山道を走る。
その時間は、私にとって ただの移動 のときと 一日のはじまり のときがある。
同じ1時間なのに。
一日のはじまり を感じるときは、
うっすっらとした雪の積もる朝だったり、
うっすらとピンク色に樹の先がなってきたり、
みどりがそよいでいるときだったり、
雲がおいしそうだったり、
本屋が開店したり、
タヌキが死んでいたり、
おなじ通勤路でもまいにちちょっとずつ
世界も
じぶんも
ちがう。
5年前初めて飯田さんに会ったときに、
今の仲間たちと同じくらいの歳の私はホントに
何の苦労もなく生きてきた気がした。
当てあがわれた毎日に何の疑問ももたずいた。
そうして大学生活もどんどん送っていた。
そんな中、飯田さんと仙台駅の東口のコーヒー屋で会って、
「今度、”全員毎回本番中。略して”ゼンマイホン”っていう舞台やろうと思うけど、
ルイちゃんもでる?」
と、言われた。
今でもこの情景はよくよみがえる。
私のおまじない。
舞台だけじゃなくてこの5年間、何度となく唱えていた。
そして悩んだ。
今回の舞台ももちろん稽古から、”ゼンマイホン”。
”かたち” に甘えて、まだまだあまいな、と悔しくなる。
そしたら飯田さんは今回またヒントをくれた。
「3つの想像ルートをもって。ルートがいろいろつなぎ変わっていいから。」
私たちはまだ 1〜1.5 のルートの中をうろうろうろうろうろうろしてる。
千葉瑠依子
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