2月1週号の見出しは、
「また同じ野菜ね / バーチャルウォーター / 鳥インフルエンザ2007」
です。
先週、共同出荷している東京の輪屋さんに用事で電話をしたついでに、野菜の売れ行きを聞いたら、野菜部長のAさん(店頭でいろいろ生でかじっては、野菜のうまさをアピールしてくれている、頼もしい女性)が、「また・・・・」と立ち去るお客がいる、といってたので、見出しになりました。
こういうとき必要なのは、野菜に「愛」を持って調理することかと。私にはその才能がありませんが、こちらのブログ(「旬野菜の食卓」)は、とても参考になります。
しわの寄ったジャガイモや、いつもある白菜・キャベツへの視線が愛にあふれています。大昔、全量引取りの共同購入の会員さんには、こういう視線があったような気がします。この方は、「生産者」のお連れ合いですし、もっと若々しいセンスがありますが。
きっと、お客さんにも活用されて、営業効果・消費拡大効果も大なのではないかと思われます。
2番目の「バーチャルウォーター」は、お客さんにもらった古新聞(東京新聞)で野菜を包んでいたら、夫の目に留まった記事を、参照にしました。珍しく切抜きが失われなかったので。もともと、夫が言い出したので、腹話術師の意向が今ひとつつかめず、何度も書き直しました。
3番目の鳥インフルエンザ、宮崎の1例目に関しては、移動制限が解除されたようです。
いつも未解明に終わる感染源、今回は、こんな記事が出ていました。これも、うやむやになりつつあるようですが。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070128-00000029-kyt-l26
「鳥インフルの原因「野鳥の可能性低い」(1月28日22時17分配信 京都新聞)
との発言あり。(
以下要約引用は私)
・京都産業大鳥インフルエンザ研究センター長の大槻公一教授
宮崎県清武町の発生養鶏場を視察して、
「鶏舎の構造上、野鳥が入る可能性はほとんど考えられない」「防鳥網や消毒などの対策が取られていた」「あの養鶏場での発生はショック。ウイルス侵入の経路は分からない」
・北海道大の喜田宏教授
「いったん鶏で病原性を獲得したウイルスが野鳥に戻り、運んだ可能性がある」「中国からのウイルスに違いないが、渡り鳥そのものでなく、二次的に何かにうつった」
(引用終わり)
今回、「殺処分」だ「封じ込め」だ、と人間に降りかかった厄難のようにいう風潮が、もちろん主たる反応ですが、身勝手な人間の仕業に目を向けて、それに疑問を呈する人も確実にいるようです。
とにかく、4例目の宮崎の新富町の場合は、移動制限になった10キロ以内に、350万羽が飼養されているそうで、業界への影響はものすごいものだと思われます。茨城のときもそうでしたが、巻き込まれる小規模平飼いの養鶏農家のことを思うと、ほんと、ひとごとではありません。
コメント