きのう、夫の「踏んではいけない、踏み絵」という文章を、菜園「野の扉」のホームサイトの「晃のページ」に載せました。
夫が、3・11以降紡いでいった言葉が、そこにありますが、5月段階で、
★「私達にとり、重大なこと、政治家達の間で意見の分かれることは、国民が、直接決める方法を持たなければいけません。」(「野良で考えたこと」より)
★「線引きされた地域外にも危険が潜在していることを承知の上で、生産者を支え、生産地帯を維持する為に、その生産物を、年齢に応じ、食べ続ける必要があるのではないでしょうか?それは、人ゆえに放射能に汚染された、すべての生き物と、痛みを分かちあうことになります。」(同上)
と、書いています。後者は、東京新聞7月21日特報部の記事で、京大の小出さんが言っていることと同じです。
★「体制派=反訂正波/反体制派=訂正波/みんなによく覚えてもらい、できれば、しばしば使ってほしい。/注目してほしいのは、派を波に変えたところだ。/始め、さざ波がそこここに生じ、それはうねりとなり、波となる。/固定的な集団を表す、党とか派とは、わけが違うのだ。」(「3月10日から~その3(6月17日まで)」より)
と書いて、すっきりしたようです。
これらを文章化しながら、夫は、夏前に5キロ以上体重を減らしましたが。(「野の扉」としても、日常業務・生活に支障がでたし、私も、ぶちぶち、文句も言いましたし、今も若干出ているし、これからも出るだろうし・・・)
そして、「潜在していた危険」が次々に明らかになっています。
★放射性物質:栃木からの腐葉土 セシウムを検出 - 毎日jp(毎日新聞7月25日) http://bit.ly/n1vWes
★<セシウム汚染>浄水場汚泥8000ベクレル超1557トン (毎日新聞7月28日) http://bit.ly/pnqHu6
★宮城の牛も出荷停止 汚染疑い、14道県から2965頭流通 :日本経済新聞(7月29日)http://s.nikkei.com/nWF64t
そして、農水省は、25日に次のような通達を出しています。
★「高濃度の放射性セシウムが含まれる可能性のある堆肥等の施用・生産・流通の自粛について」
http://bit.ly/qf1s8q
「17都県(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県及び静岡県)で発生した堆肥原料及びこれらを原料とする堆肥については、農地土壌への施用を自粛していただくこと、また、こうした堆肥原料及び堆肥の生産・流通を自粛していただくことが必要である・・・」
福島原発事故以来、畑や、畑に通う道すがらの風景が、見えない放射能によって汚染されている、という感じにとらわれて、めまいがするようでしたが、広島原発20個分といわれる放射能は拡散と集積を繰り返し、どこへも消えていないのです。
そして、福島近隣の人々に、今も襲いかかっているのです。こういう動画がありました。(15分ほどのもの。)
★ 児玉龍彦参考人(東大先端科学技術研究センター教授(システム生物医学)・アイソトープ総合センター長)、怒りの熱弁
衆議院厚生労働委員会から 2011.7/27 - YouTube http://bit.ly/pdplUV
最後の提言(13分頃より)をもう一度確認するつもりです。主張が短くまとまっているのが、
asahi.com:測定と除染を急げ/児玉龍彦東大教授に聞く-マイタウン茨城 http://bit.ly/qvU68x
★★★だから、(この「だから」には、色々異論があるかと思いますが、うちは、)「みんなで考えて決めよう」「原発国民投票」です。
うちは、お客様に渡す通信に、この国民投票のことを書きました。(菜園たより6月号外)
ある方が、「どこにもつながれなかった、つながりたかった」とわざわざ問い合わせてくださって、この運動の賛同人になってくれましたし、近所でも、チラシや署名用紙を配ったりして、賛同人や請求人が少しずつ増えています。(対人関係のほうは、主に夫がやってます)
この30年間の不作為を埋め合わせるべく、国民投票の実現のために、動きたいと思っています。まずは、地元、まずは、埼玉、で、つながりを作って行きたいです。この記事を読んで、力を会わせようと思ってくださる方がいましたら、ホームサイトのお問い合わせのページからご連絡ください。よろしくお願いいたします。
蛇足ですが、
この国民投票について、現在行なわれている、埼玉県知事選の候補者に、「みんなで決めよう「原発」国民投票」の事務局が、公開質問状を出しました。その結果が、ここにあります。一名、未回答です。
国民投票の運動が、これから花開いていけば、この未回答だった人の名前も、歴史に刻まれることでしょう。
>年齢に応じ、食べ続ける必要があるのではないでしょうか?
その通りだと思います。
しかし私は妊娠希望なので、自分で体現出来ないのが口惜しい。
例えば、老人ホーム等では率先して消費するべきだと思うのですが、「そうもいかないんだよ。」と言われてしまいます。
この問題に対する自分なりの立ち位置をまだまだ模索中です。
投稿情報: yoyo | 2011/07/29 20:02
yoyoさん、
お久しぶりです。コメントありがとうございます。読んでくださっていたんですか。
数年前、シャロムヒュッテの近所に住んでいたっていう、京大生が、近所にウーファーで来ていて、あったことがあります。「世間は狭い」ってその時も思いましたが。
「おめでた」ですか、おめでとうございます。すごく楽しみでしょうねえ。色々考えることもおありかと思います。
>年齢に応じ、食べ続ける必要があるのではないでしょうか?
については、非常に難しい、と思います。
低線量の被曝について、何が真実かわからないんですから。国は、生涯100ミリシーベルト、っていいだしているみたいですが。
いま、どこの生協も、独自検査しているようです。生産者も、検査結果を公開することが当然、のような風になっていくでしょう。
ええーーい、その費用はだれがもつんだ??
自分達は、すぐ近くの町に、求めて、ぼちぼち始めているようですが。
この分野で、農水省、もっと知恵をしぼってもらいたい。JAも。
投稿情報: とびら |
投稿情報: とびら | 2011/07/30 04:29
>年齢に応じ、食べ続ける必要があるのではないでしょうか?
僕もそう思います。と同時に、免疫力を高める生活をしていくことを広めていくことが大切だと思います。今は、食べてはいけないものを伝えるばかりで、何を食べるべきか?の話が足りないと思うので。
長崎原爆の際に爆心地から2km以内で生活していた秋月辰一郎医師が、自身の体験から味噌と玄米が免疫力を高め、放射能の影響を低くする、と書いています。(免疫力を高めるのは味噌と玄米だけではないと思いますが。)
内部被爆の問題は、賛否両論あってどちらが本当なのか分かりませんが、こと命の問題になったら、疑わしきは罰すの姿勢が大事になると思います。
むろん、あえて宜しくないとされるものを食べることを強いるのは困難ですが・・・
でも、仕方ないでしょうねぇ。残念。
投稿情報: くさのね298 | 2011/07/31 21:25
くさのねさん、
はじめまして。コメントありがとうございます。
味噌と玄米については、どこかで読んだ気がします。
それって、放射能と関係なく、大事なことですよね。
「酵素」とかも。
また、よろしくお願いします。
投稿情報: とびら | 2011/08/01 15:07