僕は東北の言葉が好きです。
僕自身、山形県鶴岡市の出身なので、庄内弁を使います。
その言葉を聞いていると、温かくて、優しく包み込まれるような気持ちになります。でも時には力強く、厳しくもあります。
こう考えてみると、母親と父親のようです。おばあちゃんとおじいちゃんのようでもあります。ばばちゃんとじじちゃんのようでもあります。
庄内弁という観点から、僕はその流れを背負っている事に気付きました。ひたすらにでかいです。
その流れを絶やさないように、伝えていく事はできるのでしょうか。どうしたらいいか、未だ分からないけれども、何とかして伝えていきたいです。大切に、大切にしていきたいです。
『春風のなか、ちいさな街』のクリエーション中に、飯田さんや創作メンバーと話している時に、そんな事を思っていました。
少し蛇足ですが、庄内弁の中でも「もっけだのぉ」という言葉が大好きです。 意味は「ありがとう」なのですが、それとは少しニュアンスが違います。どちらかというと「すみません」とか「恐縮です」とか、相手を立てるような感じです。自分で言うのも何ですが、奥ゆかしい印象があります。
もっけだ。いろんだ人さ、いろんだものさ、もっけだのぉ。
高橋幸介
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