8月1週号の見出しは、「・・・・・ / 「ノラのパン」小屋もうすぐ完成 / セシウムの循環」です。
夏草を押し返しつつ、種をまいています。
★「セシウムの循環」について
ブログの前の記事にも書きましたが、7月25日の農水省からの、
「高濃度の放射性セシウムが含まれる可能性のある堆肥等の施用・生産・流通の自粛について」
http://bit.ly/qf1s8q
から1週間しても、うちには、何の知らせも来ないので、埼玉県と、JAふかやに、8月1日に電話で問い合わせました。県の方は、販売業者への通知は出したとのことで、ホームセンターなどの店頭から、腐葉土などは撤去されていたようです。
JAの方は、まだ、何も動いてないようでした。
長野の知人には、先週自粛の通知が来たとのことで、それは、
「農水省生産局農業環境対策課有機農業推進班>有機農業参入促進協議会事務局 (自然農法国際研究開発センター農業試験場)>長野有機農研」
だったそうです。この近隣の有機農家は、一部農協の組合員(うちも)ですが、どの「有機系」の組織にも属していないので、こういうルートからははずれていました。
そして、気がつくと、8月1日付けで、農水省から、
「放射性セシウムを含む肥料・土壌改良資材・培土及び飼料の暫定許容値の設定について」
が出ていました。前の通達と異なり、あて先が、「都道府県知事 殿」となっています。
「今般の措置(暫定基準値=肥料・土壌改良資材・培土中に含まれることが許容される最大値は、400ベクレル/kg(製品重量))に伴い、利用できない堆肥原料、堆肥、飼料原料、飼料等が大量に発生することが予測されます。」ということで、このセシウムの循環の影響の大きさが、これから、徐々に明らかになっていくようです。
通達は、全ての農業者が、すみずみまで、よく読まなくてはならないものだと思います。
人間の食べ物も、家畜の食べ物も、畑の食べ物も、みんな、「はかる」ことが要求される、SFみたいな世界になりつつあります。
<追記>
★米の放射性物質調査の基本的考え方について
調査対象区域が、広大。東北、関東、新潟、長野、静岡で、農地土壌中のセシウム濃度が、キロ1000Bq以上、空間線量が、四捨五入して、0.1マイクロシーベルト毎時を超える地域。
~ほんとうにやりきれるのか・・・
★農水省[総合モニタリング計画](8/2モニタリング調整会議決定)
「4)農地土壌、林野、牧草のモニタリング計画<農地土壌モニタリング> ・農地土壌については、広域での放射性物質の濃度分布の状況を把握するため、福島県及び周辺県を対象とする約 500 地点の土壌の分析結果等を基に「農地土壌中の放射性物質濃度分布図」を 8 月を目途に作成する。その上で、調査地点数を大幅に拡大して「農地土壌中の放射性物質濃度分布図」を更新(精緻化)する。〔6 月~8 月/1回、8 月~12 月/1回〕(農林水産省」
~晃が、5月段階で一人で叫んでいた、「地図を」が、形になる。
最近のコメント